「昭和のスポーツチャンピオン揃い踏み!夢の座談会!」【アーカイブの森 探訪記#22】
年末年始といえば通常番組とは違い、特別番組を行うことがある。
一夜限り豪華なゲストをお呼びしてバラエティー番組や音楽番組など
様々な特別番組がある中、アーカイブ探訪では興味深い特番を発見した!
年末年始特番
座談会『新春 チャンピオン大いに語る』
(昭和37年1月放送)
各スポーツ界から昭和を代表するチャンピオンをお呼びして
座談会と称して選手の私生活などを各々語り合う番組である。
お越しいただいたチャンピオンは・・・
「アントニオ猪木・ジャイアント馬場を育てた日本プロレスの父」 “力道山”
「言わずと知れたミスター・プロ野球」 “長嶋茂雄”
「日本プロ野球界唯一、3000本安打の安打製造機」 “張本勲”
「巨人・大鵬・卵焼きと称された相撲界の黄金時代を支えた大横綱」 “大鵬”
ゲストが豪華すぎる・・!
いまで例えるなら大谷翔平や井上尚弥が対談するようなものだろう・・
なぜ、このような特番を行うことになったのか
時代背景やアーカイブ資料から探っていくと面白い発見があった!
1962年(昭和37年)はいわゆる高度経済成長期。
第二次大戦後の復興から平和の繁栄へと移り変わる激動の時代。
この時代の日本の娯楽といえば、ラジオはもちろんテレビの普及が有名だ!
実際に映像を見て試合を観戦する、いまの娯楽スタイルを確立した。
スポーツへの関心は国民にとって、とても大きいものになっていた。
“近年、スポーツは素晴らしい人気をもっており、テレビ・ラジオのスポーツ放送、その中継放送であるのが実状である。
そのため、ラジオ、テレビに大半の時間をさいているとはいえ
青少年の憧れであるスター選手の生の声を聞く機会は余りない
この視聴者の期待にこたえるため、スポーツ各界のチャンピオンを
一堂に集めて昭和三十七年の抱負などを語ってもらう“
(「QR通信 No.1506~No.1534 第一巻」より抜粋)
なんと粋な番組なんだろう・・!
こんな楽しい年末年始過ごしてみたかったなと
当時生まれてなかったことに少し悔いる出来事であった・・・(笑)
皆さん、お疲れ様です!副隊長の千葉です。
先日公開した音楽ランキング番組の記事について、リスナー隊員の方から早速反響メールをいただきました!
Hさん、Nさん、長文のご感想をありがとうございます!!
もっとこんなことが知りたいなどのご意見も多数いただいたので、引き続きアーカイブの森を探検してご報告します!お楽しみに☆
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