認知症ケアのために、抗酸化作用があるきのこを摂って腸内環境を整えよう!
野村邦丸がパーソナリティを務めるラジオ番組『くにまる食堂』(文化放送・毎週月曜から木曜9時~13時)内で火曜日の11時半ごろから放送されている「ホクトpresents きのこで菌活~カモン健康!」。きのこを食べて身体の内側から「健康」になる方法について、「日頃の生活の中で気になる健康」をテーマに、毎週、その道の専門家に話を聴く。
今週は、加藤プラチナクリニック院長で、株式会社「脳の学校」代表の加藤俊徳先生に「脳の活性化・認知症ケア」というテーマで話を伺った。
寒暖差や気候によって認知症の発症率が高まっているというデータが世界の研究で出ているという。寒暖差が激しいと脳や心臓の血管にダメージを与えるが、それだけではなく生活のパターンが完全に変わってしまうことで体調の悪化にもつながってくるようだ。
では、認知症予防に大切なことは何なのか…。
邦丸「加藤先生のご本『1万人の脳を見た名医が教える 好奇心脳』の中で、脳と腸はお互いに影響し合う関係にあると書かれております。これはどういうことですか・」
加藤「もともと脳と腸というのは、単純に言うとアミノ酸なんかは食物として摂って腸に行くわけです。だけど、脳の働きの中で、セロトニンとかドーパミンとか、あるいはメラトニンなど、我々のやる気を起こしたり、睡眠のパターンを作ったりするような重要な物質が腸から作られて脳に運ばれる。そういった仕組みがあるんです。もちろん免疫系も脳と腸は繋がってるということがわかってきています。なので腸内細菌を整える努力は、すごく大事なんじゃないかなと思います」
邦丸「腸内環境を整えることの重要性ですよね。食事面ではどんなことを気をつければいいですか?」
加藤「まず、1番大事なのは、腸内には善玉菌と悪玉菌といるんですけれども、まず腸では多くの大事な細菌が毎日日夜活動してるわけなんです。これらの腸の細菌の活動によって我々は腸の動きが良くなったりしていくわけです。特に腸内の細菌が作る短鎖脂肪酸というのがあるんですけど、そういったものもすごく身体に重要な働きですよね。特に短鎖脂肪酸はきのこの食物繊維を利用して作られたりしますので、僕はきのこ類ものすごく大好きなんですけども、豆系もいいですし、特に抗酸化作用を持っていて、すごく認知症になる1つの理由としては、脳も身体も酸化することが1番良くないと考えられているんですけれども、そういう意味できのこというのは、すごく抗酸化の力が強くて大事だと僕も考えて日々摂るようにしています」
邦丸「つまり認知症予防に良い栄養素について、先生もうちょっと詳しく教えてもらえますか?」
加藤「まず認知症予防に1番いい栄養素は、まずシンプルに言うと野菜はすごく摂ることです。野菜をすごく摂って、その中に抗酸化作用の強いきのこ類を必ず摂る。毎日脳が働いたり身体が働くと、酸素の老廃物が身体に溜まるものなんですが、きのこの様な抗酸化物質、あるいは植物繊維の関連のものは、これらの老廃物を排せつすることに非常に重要です。なので、野菜を摂りながら、その中にきのこを入れながら、 自分の体調管理する。 そういったシンプルな考えでよろしいのかなと思います。もちろんタンパク質とか炭水化物とか、そういったものももちろん重要ではあります」
「くにまる食堂 ホクトpresents きのこで菌活~カモン健康!」は毎週火曜日朝11時半ごろ、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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