石破首相が続投表明 「続投できない2つのケース」とは
10月29日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、火曜コメンテーターで上武大学教授の田中秀臣氏と番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーが、石破首相が続投できないケースについて意見を交わした。
世論の“辞めろ”っていう圧力が弱まることは無いと思う
石破首相は10月28日、自民、公明両党が衆院選に大敗して衆院で過半数に満たない少数与党となったため、野党の国民民主党の玉木代表に対し、政策ごとに連携する「部分連合」を呼びかける方針を固めた。国民民主との協力で経済対策の実現や法案成立を図り、態勢を立て直したい考えだ。
首相は10月28日、自民党本部で記者会見し、「厳しい安全保障、経済環境の中にあって国政は一時たりとも停滞が許されない」と述べ、続投の意向を表明した。
11月中にもとりまとめる総合経済対策と、財源の裏付けとなる2024年度補正予算案については「党派を超え、優れた方策を取り入れたい」と述べた。
自民幹部によると、首相は玉木氏が重視する電気・ガス代の値下げなどの家計支援策を経済対策や補正予算案に盛り込み、国民民主の賛同を得て臨時国会で予算案を成立させたい意向だ。
首相はこれに先立って召集される特別国会での首相指名選挙でも、自らの指名に向け、玉木氏に協力を要請することを検討している。指名選挙は、自公の票だけでは過半数に達せず、上位2人の決選投票にもつれ込む見通しのためだ。
(寺島アナ)「石破総理が続投することが果たして叶うのかどうかというところもありますが、田中さんこの辺りどうご覧になりますか?」
(田中氏)「叶わず石破総理が続投できない可能性は二つありますよね。一つは特別国会の召集前までに石破さんが諦めるケース。もう一つは国会を召集してそこで首班指名しますから、そこで負けると野党側の何らかの連合のトップが新しい総理大臣になって政権交代が起こるケースです」
(寺島アナ)「可能性があるってことですよね」
(田中氏)「人数的にはそれが起こっても組み合わせですけどあり得る可能性ですよね。特に自民党のなかで造反議員が10人くらい出ちゃったらこれ分かんないですよ、本当に。立憲と維新と国民がタッグ組んで、共産党も寄っちゃって、それで自公で10人くらい欠席者がいたら」
(寺島アナ)「だって今、自公で215ですから。10減ったら205しかないってことですもんね」
(田中氏)「そうなんですよ。共産はタッグ組まないけど、でも入れちゃうってことになったり、無所属の保守がみんな乗らないとか。そういうのはあるかもしれないですね。どうなんですかね、世論の“辞めろ”っていう圧力が弱まることは無いと思うんですよ。往生際悪すぎですよね……」
〈出典〉
「部分連合」を国民民主に打診へ…石破首相が続投表明、首相指名選挙でも協力要請 | 読売新聞 (https://www.yomiuri.co.jp/politics/20241028-OYT1T50236/)
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