自民・公明大敗でも「最悪の事態は回避した」と経済のプロが読むワケは?

自民・公明大敗でも「最悪の事態は回避した」と経済のプロが読むワケは?

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10月28日(月) 寺島尚正アナウンサーがパーソナリティを務めるラジオ番組『おはよう寺ちゃん』(文化放送・月曜日~金曜日 午前5時00分~9時00分)が放送。月曜コメンテーターで経済評論家の上念司氏と、衆議院選挙の結果について意見を交わした。

政権構想は自民党側に有利

寺島アナ「衆議院選挙は27日に投開票され、与党は自民党の派閥パーティー収入不記載事件の非公認前職を除いた公認候補で定数465の過半数233を割り込みました。不記載事件が響き、公示前の、合わせて288議席を大幅に減らす大敗となります。産経新聞には、政局の流動化は避けられない見通しだと出ています。

立憲民主党は、公示前の98議席から躍進。国民民主党は公示前から議席を3倍以上に増やし、れいわ新選組は議席を2倍に延ばしています。日本維新の会は公示前の勢力の維持が微妙な情勢。

自民は公示前の256議席から大きく議席を減らしました。自公与党の過半数割れは、政権交代を許した平成21年の衆議院選挙以来です。不記載の全議員ら12人を非公認とし、公認した34人も比例代表との重複立候補を認めない対応を取りましたが、逆風は収まりませんでした。非公認候補が代表を務める党の支部に対して、公認候補の支部と同額の2000万円の活動費を支給していたことも影響したとされます。自公大敗、過半数割れの選挙結果について、上念さんいかがでしょうか?」

上念「自民党が191議席まで伸ばし、保守系無所属がざっくり計算して7人いるので、公明党と全部合わせると222議席。それでも過半数には11議席足らないということで、本当にお灸をすえられたなと思います。とは言え、野党が昔と違って社会党みたいなでっかい塊がなく、半分ぐらいは立憲民主党ということになっていて、野党も割れているんですよね。なので政権構想は自民党側に有利かなと思いますので、最悪の事態は回避したかなと言うことですね」

寺島「上念さんが気になった当落結果はありますか?」

上念「やっぱり萩生田さんでしょう。ひどい選挙妨害に遭いながらよく頑張ったと思います。この人は、統一教会の信者だとかひどいデマを色々言われていますけど全然そんなことないし、いわゆる政治資金問題でも、政倫審に出なかったのは、出るなと言われたから出なかったのに、お前は出なかったから非公認とか、理不尽な扱いを受けて可哀想だったんですけど、今回通ってやっぱり実力ありましたね。あの激しい選挙妨害にも負けず頑張ってよかったなと思いますが、この逆風を招いた石破首相の手腕には、当然今後批判が集中してくるでしょうね」

〈参考〉

自公大敗、過半数割れ 政局流動化は必至 立民、国民民主伸長、不記載事件響く 衆院選 – 産経ニュース

 


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