「理由は簡単なんです」石破総理はなぜ過去最短で解散するのか?大竹まことが聞く

「理由は簡単なんです」石破総理はなぜ過去最短で解散するのか?大竹まことが聞く

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お笑い芸人の大竹まことが同世代や全世代の男女に向けてお送りしているラジオ番組、『大竹まことゴールデンラジオ』(文化放送・毎週月〜金曜13:00~15:30) 10月21日の放送は、ブックマン社から発売中の『石破茂の「頭の中」』を著した、フリージャーナリストの鈴木哲夫氏が出演。石破総理大臣について伺った。

大竹「石破茂さんとの関係は?」

鈴木「もう20年以上ですか。私は、たまたまフジテレビ系列の局に行って、勉強してこいっていう人事でたまたま永田町に足を踏み入れて。もともとは社会部記者なので、社会部記者として政治を見るっていうのは僕の信条なんですね。そうするとやっぱり、人間政治家みたいなものに興味がある。それと、へそ曲がりなので、嫌われてる人とか、友達がいない人とか、勝負に負けた人とか、そういう人に興味を持っちゃうのと、何故か僕はそういう人達とすぐ仲良くなれる。だから僕もへそ曲がりなのかな(笑)」

大竹「当時、石破さんは党員票では勝ってたんですが決選投票で敗れた。その石破さんがいろいろあって総理になりました。総理になる前におっしゃっていたことと、総理になられてからやろうとしてることは、ちょっと違ってるんじゃないかと…」

鈴木「ちょっとじゃないでしょ(笑)。 僕はすごく思うんですけど、石破さんっていうのは、世論に一番近かった人ですよね。自民党政権はおかしいなあって、思うことを言ってくれた。だから、世論や世間には評価が高かったし、総理になって欲しい1位だった。ところが、それは永田町では逆なんですよね。世間の常識は永田町の非常識と良く言うじゃないですか。世間でウケてることを永田町で言うと嫌われるわけですよ。だから、総裁選でも議員票が集まらなかった。
だけど、僕らはなぜ石破さんに期待してたかと言うと、世論に一番近い人だから総理になったら、きっとあれをやってくれるだろうとか、今度の解散だって、石破さんはすぐ解散なんかしないと。しっかり議論して、能登のことだってしっかり議論して、野党でしっかりやって、それから解散するって言ってた。だから世論は、やっぱり石破さんはさすがだなと思ってた。ところが総理になった途端に、過去最短の解散。
理由は簡単なんですよ。とにかく調査をやっても自民党の数字が良くないから、少しでも今の勢いのまま早く解散した方が負けが少なくて済むという、周りの説得に結局応じたわけですよね。でも、大竹さんどうお思います? 僕ね、むしろそこに反抗して、永田町では「えっ」って言われるけど、ちゃんと議論までやって、そして11月ぐらいに解散すると言った方が、多分、世論の支持は高かったと思うんですよね」

大竹「みんなそうしてくれると思ってたんですけど。あにはからんや」

鈴木「(笑) 実は僕、総裁になった後も話ができてたんですけど、予算委員会まではやるって言ってたんですよ」

大竹「あっ! そうなんだ」

鈴木「ええ、はっきり言ってました。与野党でしっかり議論をして、そしてやるんだって言ってた。僕も当然そうだろうと思ってたわけですよね。ところがちらっと、いろんな声があってさ、というようなことを言ってました。だから結局、早くやれと。そのベースになっているのは、自民党の俗に言う情勢調査。これはかなり悪い数字だったんですよ。だから、そういうの見せられると、ああやっぱり、って結局押し切られちゃったってことですよね」

大竹「早くやった方が自民党という党にとっては得策だという意見が党内にはたくさんあって、予算委員会も開かずに、ええっ? というスピードで総選挙になっちゃいますね」

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