都営地下鉄「異常時総合訓練」とは…

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毎週日曜朝5時5分からお送りしている「防災アワー」
防災をもっと身近にもっとわかりやすく生活目線でお送りしている番組です。

都営地下鉄「異常時総合訓練」が、10月17日、東京都交通局の職員や消防隊員などおよそ200人が参加し、江東区木場にある都営大江戸線「木場車両検修場」で行われました。


車庫などがある地下施設で、ここに入ると携帯電話は圏外に。実際の大江戸線の車両や線路を使って実施されます。
訓練は、列車が清澄白河駅を出発し、ポイント走行中に最大震度6弱の地震が発生、列車が停止したという想定で行われました。

乗客の避難誘導では、まず消防隊がケガをした乗客の救出にあたりトリアージを行い、乗務員や駅の係員の誘導でおよそ70名の乗客役が車両から避難しました。


さらに損傷した線路付近の転轍機などの交換や、脱線したおよそ25トンの車両をジャッキで持ち上げ戻す訓練も行われました。




およそ3時間かけて丁寧に段取り等を確認、細かい連絡やダブルチェックをしながら進められました。
今年は、元日に能登半島地震が発生、南海トラフ地震・臨時情報も初めて出されたこともあり、緊張感を漂わせながらテキパキと行われました。
東京都交通局の担当者によると「有事の際は係員の指示に従って落ち着いて対応してほしい」ということです。

さて、今日の「防災アワー」は「危機管理産業展2024」の様子をお送りしました。

会場には、災害食や保存食の試食・試飲が無料でできる「リスコン防災カフェ」も設置。

エコライス新潟の防災食、鈴廣かまぼこの「サカナのちから」などの非常用食品が展示されていました。


聞き逃した方はradikoでぜひお聞きください。

気象予報士・防災士 都庁・気象庁担当記者 伊藤佳子



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