【水谷加奈の劇場型恋愛体質】六条の御息所かいっ!!

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文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中のコラム「水谷加奈の劇場型恋愛体質」。水谷アナが、日々の生活で感じたことを心のままに綴ります。

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―10月18日(金)配信分―

来週は高3の息子の中間テスト。今回と12月の期末テストでいよいよ大学推薦が決まります。
行きたい学科に行けるかどうか……、気が抜けません。
毎回古文の点数が悪くて全体の足を引っ張っているので先月から塾にも通わせています。

さてその息子の机に大和和紀作の【あさきゆめみし】が数冊。源氏物語の漫画です。
連載が始まったのは1979年。1993年で完結してからも海外用に翻訳されたり宝塚で舞台化されたりと人気の高い作品です。
「懐かしい。どしたの?これ。私も高校の頃古文の女の先生に勧められて読んだ!」
「うん。これ読んだら源氏物語がわかるって先生に言われた」
「へー。今も昔も変わらないね。確かに漫画で読むと人間関係もわかりやすいよね」
「オレの場合、源氏の君は遊び人の●●くん、葵の上は美人の◎◎ちゃん、みたいに友達とイメージづけると覚えやすい」
「てか、だったら塾行く必要ないやろっ」
「いやいや、古文の範囲は源氏物語だけじゃないからさ。あ。ちなみにママもオレのイメージに出てくるよ」
「え。誰?紫の上(源氏への愛に苦しみながらもけなげに生きた女性)とか?あ!花散里(控えめだが器用な才女)かな?」
「いや、六条の御息所」
「がーん」
 六条の御息所は、強い嫉妬のあまり生霊になった執念&怨念の女……。
 ま、実は私、昔から六条の御息所に1番共感しているからいいんだけどね。

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