裏金議員の公認・非公認に対して武田砂鉄氏「そもそも全員非公認でもいいのではないか」
10月8日(火)の大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)では、自民党執行部が裏金議員の非公認の追加を検討しており、党内からは「仲間にむち打つ」ものという不満や怒りの声が出ているという朝日新聞の一面の記事を紹介した。
番組で紹介した朝日新聞の記事によれば、自民党執行部は7日、派閥の裏金事件で党内処分を受けた議員のうち、非公認となる見通しの萩生田光一元政調会長、高木毅元国会対策委員長ら6人のほか、追加で処分議員を非公認とする方向で検討に入った。地元の意向や党による情勢調査の結果を踏まえ、石破茂首相(党総裁)が衆院を解散する9日までに最終判断する、とある。
また、複数の自民幹部によると、党執行部内のこれまでの協議では萩生田氏ら6人が非公認となる見通しであるが、その後「地元の理解が十分に進んでいない議員の基準」をめぐって精査を続けたところ、複数議員が該当する可能性があることが判明した。執行部内では、非公認は合計で「10人以上になる」(自民幹部)との見方も出ている、と記事にある。
フリーライタの武田砂鉄氏はこの記事を受けて、裏金議員に対しどこまで公認し、どこまで非公認にするのかという議論が進んでおり、自民党は3つの基準を出して検討をしているようだが、我々がこの基準に付き合う必要性がどこまであるのだろうか。そもそも全員非公認でもいいのではないか。世論調査の答えもそのように出ている、と疑問を呈した。
どのように裏金問題が始まったのか、誰が指示をしたのか、 どういう規模だったのか分かっていない現状であるにも関わらず、石破総理が誰を公認するか、非公認にするかということに注目し過ぎるあまり、その結果を見て「結構厳しい処分しましたね」という風な感想に落ち着いてしまうと、これは石破総理なり自民党なりの思惑に乗っかってしまうことにもなる、ということは考えておかなければならないと話した。
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