大竹まこと「石破さんは自分のやらなければいけないことを通してきたと考えて良いかもしれない」自民衆院選 裏金議員の公認方針
お笑い芸人の大竹まことがパーソナリティを務めるラジオ番組『大竹まことゴールデンラジオ』(文化放送・毎週月〜金曜13:00~15:30)
10月7日の放送では大竹と、経済アナリストの森永卓郎氏が、自民党の派閥の政治資金問題に関係した旧安倍派幹部の公認を巡る問題に関する記事を取り上げた。
石破首相は6日、派閥の政治資金規正法違反事件で収支報告書に不記載があった議員に関して、6名を非公認にするほか、それ以外の公認している議員ついても比例選の重複立候補は認めない考えを公表した。
大竹まこと「今回、次の選挙に臨むにはどっちにしろ公認しないということになれば元安倍派を筆頭に党内からの反発はかなり大きくなるよね。逆に公認すると言ってしまうと岸田さんは裏金問題の処理をちゃんと出来なくてこうなったのに、そこをまたちゃんとしないで選挙するのかよという市民たちの反発もある。どちらにせよ厳しい状況の中でギリギリだけど石破さんは自分の思っていたことや、やらなければいけないことを通してきたというふうに考えて良いかもしれないね。森永さんいかがですか?」
森永卓郎氏「私は新聞に書いてあるものと全く違う見方をしていて。何が起こったかというと今回、重複立候補を認めない、要するに単独で当選すれば自民党に戻してやるけれど比例区での復活当選はない。これがほぼ全員旧安倍派なわけです。組閣でも19人の閣僚のうち、旧安倍派は0人なんです。今回の公認問題でも、切られたのは安倍派。私は安倍派を徹底的に全滅させるというのを誰が言っているかというと、間違い無く財務省が言っていると思います。安倍政権のときに、安倍元総理が積極財政の政策をとったから、そのときの恨みをずっと財務省が持っているわけです。ただ、非常に危険で、小泉元総理が郵政解散をしたときには自民党から郵政民営化に反対するところに刺客を立てたんですけれども、今回は刺客を立てていないですから自民党が負けると野党にいっちゃうんですよ。40人くらい復活当選ができない、比例に同時に立候補できない議員が出てくるんですけれども、一説によるとこの逆風の中半分以上落ちるんじゃないかと。そうすると自民党が大幅に議席を減らす、与党は公明党も含めて過半数割れに追い込まれる可能性がかなりあるという状況になっている。旧安倍派、二階派を中心にみんな今すごく怒っているわけです『公認問題は処分が終わってやらないと言ったから今回石破に投票したのではないか』と」
大竹「そういう側面もあるかもしれませんね」
森永氏「当然選挙の後、自民党内で大紛争が起こる。石破総理の命運は私、色々な評論家に聞いているんですが、一年以上持つと答えた人は1人もいない。予想だから分からないですけれど、数ヶ月で石破政権は倒れるだろうと。その後にどういう政治の枠組みが出てくるのかというのがまだ混沌としている」
大竹「ずっと与党はお金のかかる選挙をやってきたわけですよね、それを今見えている部分だけでも石破さんは叩くんだと。それでいくと、市民はお咎め無しよりはマシだと思うんじゃないですか?」
森永「大部分の国民はそう思っちゃうんです。これ実は与党だけではなくて、例えば立憲民主党だって幹部は政治資金パーティー開いて同じようなことをやっているわけですよ。だからもうそういうのは政治全体として止めようと、もっと踏み込んでそれを争点に選挙をするというのが正しいと思いますけどね」
〈参考〉
石破首相の裏金議員みそぎ論 「世論迎合、仲間売った」安倍派は反発
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