“頂き女子りりちゃん”控訴審判決! しかしカンニング竹山の心に残るモヤモヤが
野村邦丸アナウンサーがパーソナリティを務めるラジオ番組『くにまる食堂』(文化放送・月曜日~金曜日9〜13時) 9月30日の放送は、月曜レギュラーのカンニング竹山が、『頂き女子りりちゃん』こと渡辺真衣被告について、控訴審判決が出る前に思いを語った。
邦丸「竹山さん、今日取り上げるテーマは何でしょうか?」
竹山「邦丸さん、『頂き女子りりちゃん』って覚えてます? りりちゃんこと渡辺真衣被告、26歳が男性から詐欺でお金をだまし取って、自分の好きなホストに使っていたんです」
邦丸「ああ、あったな~」
竹山「それで、おじさんをだますマニュアルを作って、こうやっておじさんからお金とるんですよ、みたいなことをやってたんですよね。渡辺被告は、今年の4月に名古屋地裁で、懲役9年、罰金800万円の判決を言い渡されています。一審の判決は、50代の男性3人から計1億5000万あまりをだまし取り、そのお金を申告せずに4000万円を脱税。だまし取ったお金の大半はホストクラブに費やしたという、この渡辺被告の控訴審が今日、行われるんです」
邦丸「今日なの?」
竹山「はい。ちょっと刑が重いということで控訴していたんです。確かに詐欺罪で9年、というのはちょっと重いのかなと思うところもあるんですけども、やっぱり、こうやってお金を取るんですよというマニュアルを作っていて、それを世に出していたことは重いんでしょう。これが控訴でどれくらい減るのか、そのままなのかは分かりません。ここで、邦丸さんにも皆さんにも、どう思うか聞きたいんですけど、これっていいんですか、悪いんですかって引っかかっていることがあります。
渡辺被告は今日控訴審でまだ決まってないから、今はまだ刑務所ではないんですね。約1年間、留置所と拘置所にいるんです。で、その中で書いた日記的なものを支援者に手紙で送り、その文がネットに出ているわけです。『note』という文章などを公開できるシステムがあって、渡辺被告の文章を読むためにはお金を払わなきゃいけない。利益が出るわけですよ。その利益は、支援者の方が渡辺被告の口座に入れていて、どうするかっていうと、被害に遭った人の弁済に充てているわけです。おそらく今日控訴審判決が出ると、現状維持なのか少し短くなるのかは分からないけど、ここから刑務所に行くことになるわけです。
刑務所というところは、刑務作業をして更生を図る、反省してもらって更生を図る所ですよね。まあ、お金は安いんですけど、作業代が出所するときに出るようになっている。そこで、獄中の人が壁の外で利益を得るということが、これは果たしていいのだろうか? 悪いのだろうか? でも、被害者の方への弁済に充てる。被害者の方は一刻も早くお金を返してほしいと言っている。だから少しでも弁済に充てていくというシステムを作り上げてはいるんですけど、なんかいいことのような気もするけども、それっていいのかなって引っかかるものもちょっとあるんですね。刑期を終えて出所した後に本を書いて、そのお金を返済に充てるとかだったら、ちょっと分かるんですけど、獄中の段階からやってるのって、これどっちなんだろう。ちょっと自分でもわからないところがあるんです」
邦丸「う~ん」
竹山「弁済に充てているからいいのかな? でも、それで全部回収できるわけじゃないし。一応、SNSのフォロワーは30万人ぐらいいるんですよ」
邦丸「そんなにいるの?」
竹山「でも、それが全部お金を払うわけじゃないんですよ。そのシステムというのが、なんかこう、どうなんだろうかなって、どうしても引っかかるんですよね。もちろん1億5000万ですから、そこまで返せるかどうかちょっと分かりませんけども、それが方法として、合ってるんだろうか、どうなんだろうかって、自分でも悩んでいるところなんですよね」
名古屋高裁は、懲役9年、罰金800万円とした1審判決を破棄し、懲役8年6月、罰金800万円を言い渡しました。トークの続きはradikoのタイムフリー機能でご確認ください。
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