2歳から会っていない父親を追って海外へ。「ぶらっくさむらい」こと武内剛の挑戦

2歳から会っていない父親を追って海外へ。「ぶらっくさむらい」こと武内剛の挑戦

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大竹まことがパーソナリティを務める「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送・月曜日~金曜日13時~15時30分)、9月25日の放送に映画監督の武内剛が出演した。武内はもともとお笑い芸人「ぶらっくさむらい」として活動しており、ことし公開となった、2歳から会っていない父親を追ったドキュメンタリー映画『パドレ・プロジェクト/父の影を追って』を監督している。

大竹まこと「(映画『パドレ・プロジェクト/父の影を追って』は)自分で出演して監督もして、のドキュメンタリー」

武内剛「そうですね。じつは3年前までお笑い事務所で芸人していまして。もっとぞんざいに扱っていただいて大丈夫です(笑)。『監督』という肩書に自分が慣れていないので」

水谷加奈「お笑いはやめたんですか?」

武内「やめたわけじゃないんですけどプロデューサーもしているのでけっこう忙しくて。文化放送には以前、芸人として出ました。僕の中で大竹さん、ゲーム番組で暴れていたイメージが強烈に残っているので、あれを期待しています(笑)」

大竹「いまはコンプライアンスが違うからね(笑)。今回は自分のルーツが気になった(から映画化した)?」

武内「そうなんです。いままで(芸人として)自虐ネタみたいなことをしていました。この見た目でアフリカ行ったことない、ドヒャーみたいな感じで。さんざんこすり倒していたんです。コロナ禍で思い立つところがありまして」

大竹「お父さんとはどこでどう別れたんですか?」

武内「もともと両親、結婚すらしていなくて。未婚のままでした。母親がもともとヨーロッパを20箇国、1970年代に旅していたんです。そのときイタリアで父親と会って恋に落ちて。父親もアフリカのカメルーンという国から20代前半のときイタリアへ行って、二人は学生時代に知り合った」

水谷「お母様が日本人、お父様がカメルーン人ということですね」

武内「僕自身は2歳のとき、少しだけイタリアで会ったきりなのでなんの記憶もなく。普通に日本人として育ちました」

大竹「2歳でそうなって、お父さんを探している。いまはおいくつですか?」

武内「43歳です。撮影した当時は39や40歳でした」

大竹「お母さんと二人、日本で暮らしていた?」

武内「はい、母子家庭で母ひとり、子ひとりで。日本の小学生と同じように育ったんですが、6歳ぐらいから『俺、人より黒くね?』ということに気づきまして。そこからいろいろありましたね」

大竹「お母さんはどんなお仕事を?」

武内「母親には土下座1万回でも足りないぐらい感謝しています。当時バブル期の証券会社でセールスをして、めちゃくちゃ売上を叩き出して。おかげさまでシングルマザーですけど貧しい思いをしたことは特にないんです。すごく強い女性ですね」

このあとは大竹が、さらに武内のルーツ、映画撮影の裏側などに迫った。詳しくはradikoのタイムフリー機能で確認してほしい。

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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