「月に1冊も読書しない」、「悪運・失笑…辞書と異なる使い方」などの国語世論調査を聴いて大竹「周り見ててもまぁ本読まないね」
9月18日(水)、お笑い芸人の大竹まことがパーソナリティを務めるラジオ番組「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送・月曜~金曜13時~15時30分)が放送。毎日新聞の「「月に1冊も読書しない」が6割超 進む読書離れ 国語世論調査」という記事を取り上げ、大竹がコメントした。
月に1冊も本を読まない人が6割超に上ることが、文化庁が17日に公表した2023年度の「国語に関する世論調査」で判明した。同じ調査項目が設けられた08年度以降では最も多く、初めて5割を超えた。スマートフォンやネット交流サービス(SNS)の普及が原因とみられ、文化庁の担当者は「読書離れを顕著に示しており、国語力の養成に影響が出かねない」と危機感を示している。
毎日新聞「「月に1冊も読書しない」が6割超 進む読書離れ 国語世論調査」より
- 砂山アナ(アシスタント)「1冊以上読むと答えた人が36.9%。前回の52.6%より15.7ポイント減少。冊数の内訳は1~2冊が27.6%。3~4冊が6%と続いた。性別で見ると0冊に男女の差はほとんどなかった。年代別の分析では、いずれの年代でも男女問わず0冊が最多になるなど、年代や地域によらず本を読まない人の割合はまんべんなく高かったとあります」
大竹「周り見ててもまぁ本読まないなぁと。スマホがあるからいいじゃんって思ってるかもしれないし」
水谷アナ(パートナー)「活字は見てるけどね」
いとうあさこ「けどっていう感じか」
水谷アナ「読むといっても仕事関係のゲストの方の本とかに追われてしまうことが多く、本当はもっとドロドロの恋愛小説とか読みたいなと思っても、老眼だから電車の中でも読みにくいみたいなことはありますけどね」
大竹「それはそうだね。水谷は一生懸命読もうとしているってことだよね。だけど、読まない。これはやっぱしスマホがこれだけ普及されちゃってるからというのも大きな原因の1つだよね。この流れが進んで、ちょっと前の統計だけど、1日スマホを見てる時間が1人若い人は6時間とか8時間とか」
水谷アナ「そんなになっちゃったんだ」
大竹「と言われてますけど、スウェーデンという国はこのデジタルでみんなそういうことになって行くのを、ちょっと違うんじゃないかと思って逆に授業ではちょっと逆なことを始めたみたいだね」
砂山アナ「そうですね。読解力が低下しているということで、いわゆる紙の教科書に戻す動きが進んでいるようですね。こちらウェブサイトのマガジン。IDEAS FOR GOODというものですけど」
水谷アナ「タブレットとかもやめて、紙と鉛筆を使おうということか」
砂山アナ「いわゆるキーボード操作のスキルに割く時間は減らされて、本を読む時間だったりとか手書きの練習に重点が置かれた。2023年8月中旬から始まった、去年の新学期のお話ですね。スウェーデン全土の学校で、そうなった」
IDEAS FOR GOOD「IT先進国スウェーデン、学校で「紙と鉛筆のアナログ教育」に戻る計画を発表」」より
大竹「だから既に先進国の1つは読み書きとか、そういうのやっぱし不要不急と同じように蓄積していく脳の中の楽しみみたいなことを大事にしていこうということを、学校教育から逆戻りして始めてると」
砂山アナ「北欧は逆に取り入れるのが早かったので、先にデジタル化をスタートさせてたんですけど、その結果、あれ?これ違うんじゃないかなという軌道修正が入ってきたっていうことなんでしょうね」
大竹「6歳未満の子どもたちのデジタル学習を完全に止める計画であることを明らかにしたとあるね。そういうのに付随して、ちょっと話はずれるけど、別の新聞の紙面ではあれだよね。失われていく言葉たちの話が出てましたね」
砂山アナ「こちら産経新聞ですけど、「きゅんきゅん」「がっつり」浸透とありますけど、新しい言葉が広まって、さっきの国語に関する世論調査の結果の1つですけど、逆に今、辞書とは異なる使い方。誤認も多かったという。辞書に掲載された本来の意味と異なる使い方をされるようになった慣用句も国語に関する世論調査で明らかになりました。「悪運」・「失笑」6割誤認とあるんですけど、たとえば「失笑する」。多くの人が「笑いも出ないくらい呆れる」という回答に○をしてるみたいなんですけど、正しくは「こらえきれずに噴き出して笑う」これを失笑と」
水谷アナ「本当はね」
砂山アナ「「うがった見方をする」も「疑ってかかるような見方をする」という意味の方に○をした方が多かったわけですけど、本当は「物事の本質を捉えた見方をする」。これが「うがった見方をする」の正しい意味なんだと」
大竹「もう俺たちも間違って使ってるよね。「物事の本質を捉えた見方をする」うがった見方をするって、そういうことだったんだね。でも、俺なんかはうがった見方をするとっていうのは疑ってかかるような見方みたいに思っちゃってる。使っちゃうよね。気をつけないと。まあ、でも、こういうものが浸透してった時にはどうなっちゃうんだろうね」
いとう「変わるんですかね」
大竹「変わってちゃうのかね」
水谷アナ「正しい意味で使ったら内容変わっちゃいますもんね。何言ってんの?ってことになっちゃう」
大竹「あとあれだよね。知らない言葉たちが出てきたね。「さくっと」、「もふもふ」、「まったり」「きゅんきゅん」「ふわっと」」
砂山アナ「なんか答えがふわっとしてますよね。みたいな感じで良く使いますよね」
大竹「まぁね。きゅんきゅんってどういう意味なの?」
水谷アナ「胸キュン?」
いとう「心がドキドキ」
大竹「時代の言葉にはついていけないわ…」
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