いま誘拐事件が起きたら警察・メディアはどう動く? フジテレビ現役社員が描く小説の中身

いま誘拐事件が起きたら警察・メディアはどう動く? フジテレビ現役社員が描く小説の中身

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お笑い芸人の大竹まことが同世代や全世代の男女に向けてお送りしているラジオ番組『大竹まことゴールデンラジオ』(文化放送・毎週月〜金曜13:00~15:30) が9月13日に放送され、新潮社から発売中の最新刊『報道協定』を著した、フジテレビの社員を続けながら小説家としても活躍中の初瀬礼氏がゲスト出演。本の内容について伺った。

大竹「フジテレビ、そこに見えてますけど、あそこにお勤めっていうことですか」

初瀬「そうですね。午前中に会議がありまして、昼休みのあとちょっと所用がありますからって言って(笑) これが終わったらすぐ戻ってお仕事って感じです」

大竹「テレビのお仕事はどんな分野を担当なさっているんですか」

初瀬「もう30年ぐらいやってますけど、だいたい報道が多かったですね」

大竹「今度の小説『報道協定』は何作目ですか?」

初瀬「7冊目になりますね」

大竹「ずいぶん書いてらっしゃいますね。最初はどうして小説を?」

初瀬「私はテレビの制作の者ですから、書くとしても本当に短い原稿しか書いたことなかったんです。それである時、後輩がノンフィクションの本を出す機会がありまして、私はその時プロデューサーだったので、立ち会いながら見ていたんですけれど、本に残すことをうらやましく思い、仕事柄、フィクションなら許されるかなと、試しに書いてみたら、自分にしてみたら予想以上に書けたので、それで賞レースに出して、今に至るっていう感じですね」

壇蜜「残るものを作りたいというお気持ちが強かったんですね」

初瀬「当時は今みたいにネットで配信とかはなかったものですから、テレビで特に報道番組や情報番組は1回放送したら、もうそれで消えてしまうというものでしたので、やっぱり「残る」ということが非常にうらやましいというのが正直な気持ちでしたね」

壇蜜「それで得意分野というか、専門としてきた報道に小説を足して、報道小説を書いてみようと」

初瀬「そうですね。どの小説も報道の現場や、報道に関わる人を描いているのが自分の特徴です」

大竹「初瀬さんの小説には、シリーズになっているものもありますよね」

初瀬「これは警察小説と言う形です。ただ、そこにもやっぱりメディアの人間は多少は登場させていますね」

大竹「警察庁特命捜査官 水野乃亜シリーズ。これは3作お書きになっている。特別捜査官って水谷豊のやってる役ですかね?」

壇蜜「あの方?」

初瀬「特命捜査官って、結構都合のいいように使えるので。(笑) 本当にあるわけではないんですけれども」

壇蜜「ないんだ!」

初瀬「まあ、フィクションの世界ですよね」

壇蜜「報道協定は、テレビ局の敏腕記者が、やらせを機に閑職に追いやられ、そんな中でIT業界の風雲児の息子が誘拐されるという事件が発生します。これが小説の始まりですね」

初瀬「いわゆる誘拐ものですね。昔でしたら現金の受け渡しがドキドキハラハラで、物語が動いていくんですけど、やっぱり今は誘拐事件というのは起きないんですよね。それはいろんな理由があると思うんですけど、今、誘拐事件が起きたら、警察やメディアはどう動くんだろうと想像しながら書いてみました」

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