【西武】源田壮亮選手インタビュー チームメイトへ気を配る際に意識していることは?
9月13日放送のライオンズナイターでは、ピックアップライオンズでベルーナドームの西武―ロッテ18回戦の試合前に、埼玉西武ライオンズの源田壮亮選手にインタビューした模様を放送した。今回はパリオリンピックフェンシング男子フルーレ団体金メダリストで“ガチ”のライオンズファン・松山恭助さんがインタビュアーとして参加! キャプテンとしての心掛けなど、アスリートならではの目線で訊いた。
長谷川「ライオンズは残念ながら最下位が確定となってしまいましたが、9月に入っても源田選手のバッティングはかなり好調だと思いますがその辺りはいかがですか?」
源田「7月半ばぐらいからいろいろ変えたものを、何とか継続して来られているのかなという感じではありますね」
長谷川「今日は頼もしい援軍をお呼びしておりまして、パリオリンピックフェンシング男子フルーレ団体金メダリストで、ガチのライオンズファンでいらっしゃいます。松山恭助さん、キャプテン同士である源田選手に聞いてみたいことはありますか?」
松山「源田選手はチームスポーツのキャプテンということで、フェンシングは個人スポーツなんですよね。団体戦があるとは言え結局戦うのは1対1ですし、キャプテンとしての捉え方がチームスポーツの野球とは違うのかなと思うのですが、源田選手はキャプテンという立場をどれくらいの塩梅でやっているのでしょうか? 例えば自分のやることに集中しないといけないですし、若手だったり周りにも気を配らなければいけないと思うんですけど、その辺の配分や意識していることはありますか?」
源田「野球はチームスポーツですけど投手と打者の対戦だったり結構個人での戦いも多いですし、そういう場面は自分の結果を出すことに集中していますけど、それ以外のところでは守備についてだったり、自分の打席ではない時はほかの選手のこと、チームのことを考えたりしていることのほうが多いですね」
松山「責任感を強く持ち過ぎると自分がやるべきことを対して少しおろそかになってしまい、動きが固くなってしまう感じがよくあるのですが、アスリートである以上自分の結果が1番大事かと思います。周りに気を配り過ぎるのも僕の場合は少し違うのかなというところもあって、野球はチームスポーツでもあり個人スポーツでもありますが、普段はチームメイトにアドバイスをすることはありますか?」
源田「『これは言わないといけないな』ということがあれば言いますけど、基本的には自分でいろんなことを感じてどんどん成長していく選手が多いチームなので、今は言い過ぎないように少し我慢しつつといったところもありますね」
松山「プロ野球は1年の半分以上も試合をしていますが、緊張はしていたりするのですか?」
源田「開幕戦やCSの初戦とかは緊張しますね。あとの試合はあまり緊張しないです」
松山「140試合近くあると取り組んでいることでうまくいかないことなど、絶対にエラーが起きるじゃないですか。それをまた修正していくとは思いますが、試合に対して練習の延長戦みたいな感じで取り組んでいるんですか? それとも試合は試合で取り組み方がまったく変わるのでしょうか?」
源田「練習で全然調子がよくないのに試合では猛打賞だったり、練習ですごく調子がいいのに試合では全然打てないとか、そういうことが多々あるので、練習が試合につながっているようでつながっていないような気もするのですが、やっぱり練習でどういう意識で取り組むかとか、試合のための準備といったところでの練習なので、そこは大事にしていますね」
松山「フェンシングの場合だと試合の時に意識していることはとにかく足をしっかり動かすとか、フェンシングは審判が掛け声をかける時、準備ができているか? 始め! をフランス語で『プレ? アレ!』と言いまして、その掛け声があってから動き始めるんですけど、最初の一歩目が結構大事で、前に押すこともできますし、逆に押されることもあるんですけど僕はその一歩目を動かすことと、緊張で体が硬くなっちゃうのでリラックスするとか、試合の時に意識する事はかなりシンプル化して、逆に練習ではもっと細分化して取り組むことをしているのですが、源田選手は打席のなかでどういうことを考えているのでしょうか?」
源田「打席での主導権は投手が持っていて、投手が動き出してどういう球を投げるかで打者は合わせていくのですが、自分のペースに持っていくとか、立ち遅れないことに集中してタイミングをしっかり取ることさえできればあとは実力勝負になってくると思うので、その前の段階で準備をしっかりしておくことは心掛けていますね」
長谷川「松山選手から源田選手へ応援のメッセージをお願いします」
松山「本当にライオンズが好きなので、今の結果はやっぱり苦しいです。でも、アスリートとして勝負事は常に勝ち負けが生じると思います。もちろん勝ってはほしいですけど、源田選手を含めてみなさんのいい雰囲気で来年につながるような戦いを見ることができたら、僕はそれだけで嬉しいです。引き続き応援し続けるので頑張ってください」
源田「ありがとうございます。頑張ります」
長谷川「源田選手からも松山選手へメッセージをお願いします」
源田「まずは本当におめでとうございます。お疲れ様でした。“ガチ”なライオンズファンの方からインタビューをされる機会もなかなかないですし、苦しい結果でも応援してくださっているのは本当にありがたいです。シーズンも残り試合が少ないですが、いい姿をファンの方に届けられるようにみんなで頑張ります」
※インタビュアー:文化放送・長谷川太アナウンサー
※ゲスト:松山恭助さん(パリオリンピックフェンシング男子フルーレ団体金メダリスト)
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