トランプ、ネクタイ長すぎ問題

トランプ、ネクタイ長すぎ問題

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ニュースキャスターの長野智子がパーソナリティを務める「長野智子アップデート」(文化放送・月曜日~金曜日15時30分~17時)、8月28日の放送に毎日新聞論説委員の小倉孝保が出演。「大統領選挙に見る大人の装い」というテーマで、ドナルド・トランプ前大統領の服装問題を中心に語った。

鈴木敏夫(文化放送解説委員)「いま日本の若者の間でオーバーサイズの服を着る、というのも流行っていますけど、トランプさんが先鞭をつけたのでは、と思えるほどです。このスタイルは『奇妙』と表現されているみたいですね。肩パットが入りすぎている、長すぎる真っ赤なネクタイ、オーバーサイズのスーツなど。冗談話ではなく、大統領選挙というのはスタイルも自己表現、ということで重要なんだと小倉さんにしていただこうと思います」

長野智子「小倉さん、どうしてこういうテーマを持ってこられたんですか?」

小倉孝保「『なんでトランプ氏のネクタイはあれほど長いのか』というニュース記事が、イギリスのメディアで出ていたんです。女性がいろんな人に話を聴いて分析していて、おもしろいなと思ったのがひとつ。僕、10年ぐらい前にロンドンに赴任していたとき『紳士とは何か』という連載企画をしたんです。そのとき靴や帽子、スーツなどのお店へ取材に行き、何が紳士か、どういうことをしたら紳士なんですか、という質問をしていたことがある」

鈴木「はい」

小倉「ネクタイについても聞いたんですよ。そのとき老舗の、ネクタイの特別注文、オーダーメイドしかやらないお店があったんですね。そこの人にネクタイのオモテ面の大剣と、後ろの短い小剣のバランスをどれぐらいにしたら紳士なんですか、と質問したとき、『基本は同じ長さ』だと」

鈴木「えっ? 難しい!」

小倉「2、3センチ小剣のほうが短め、だとは思うんですけど『基本同じ長さにしてください』と言われたのがすごく頭にあった。トランプさんのあれは、恐らく大剣のほうが小剣に比べて3倍ぐらい。いろんな記事を読んでいると、小剣の通すところがあるけど、小剣が短くて届かない。特殊なもの、テープみたいなもので留めているらしいんですね」

長野「え~っ!? どういうことなんでしょうね」

小倉「いろんな分析を読むと、簡単にいえばトランプさんも、先述の記事にも出ていましたけど80年代の若いときはほぼ同じぐらいの普通の長さでした。少しずつ長くなってきて、2024年だと、もうダランとなっているわけです」

長野「わざとなんですか?」

小倉「記事によると、恐らくですけど、お腹の出っ張りを隠すためなんじゃないか、と。前が短いと、大きな体の人はお腹が大きいのが目立ってしまうようで。前を長めにしたほうがいいよ、というアドバイスはあるらしい。あの長さにするというのは、相当出てきたんですかね。映画俳優でもあんな人は見たことないでしょう」

鈴木「ええ。そういう役柄の人はいるかもしれませんけど」

小倉「この番組にもちょくちょく出る(社会風刺コント集団)ザ・ニュースペーパーのトランプ役、あの人のネクタイを見てくださいよ。ものすごく長いでしょう。あれぐらい激しい選挙戦で、これからテレビ映りを考えれば、いろんな人がアドバイスしているはずです。でもあれをしているということは、恐らくメッセージにしているんですね。俺は大きな人間だ、という感じなのではないでしょうか」

このあとも小倉による、トランプや他候補らの服装についての解説、考察が続いた。詳しくはradikoのタイムフリー機能で確認してほしい。

「長野智子アップデート」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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