【放送レポート】古舘伊知郎「猪木さんの『明日早いの?』が僕は好きだった」恩人・アントニオ猪木との思い出や“推し活”としての仏教を語る
『くにまる食堂』(毎週月〜木曜日 午前9時00分~午後1時00分)では、8月27日(火)の放送回に、フリーアナウンサーの古舘伊知郎がゲスト出演。番組全体を通したスペシャルパートナーとして4時間の生出演が実現しました。
古舘のプロレス実況時代からの恩人である故・アントニオ猪木氏についての話題では、病床の猪木氏を見舞った際のエピソードについても言及。
古舘は「何度かお見舞いに行かせていただいたんですが、亡くなる4日前に会ったのが最後になりました。そのときの一言が忘れられません。猪木さんは、飯を食ったり酒を飲んだりするとき、話題が変わるタイミングで必ず『明日早いの?』って聞くんです。これには二種類の意味がありまして、『明日が早くなければもうちょっと飲もうか。早いんだったら切り上げようか』という、相手側に回り込んでくれる猪木流のやさしさが半分。あとは、猪木さん自身も次の日早かったりして、相手に合わせたようにしながら切り上げようという手管でもあるんです(笑)。そういうところがかわいらしいんです。その猪木さんの『明日早いの?』が僕は好きだったんですが、最後にお会いした日、ベッドに横たわっている猪木さんの足を揉んでいたときに、ぱっと目を開けて、『明日早いの?』と。僕が『明日は早くないから、ずっといますよ』と言ったら、またすっと眠りに入って。それが僕にとっての最後の声でした」と語りました。
12時台のゲストトークのコーナーでは、古舘が近年精力的に取り組んでいる「仏教の推し活」をテーマにトーク。
佐々木閑氏との共著『人生後半、そろそろ仏教にふれよう』の内容に触れながら、特に古舘の“推しメン”であるという「釈迦(ブッダ)」の仏教について掘り下げました。
仏教を学んだことによる影響の一つとして古舘は、「人間至上主義というか、ヒューマニズムに満ち溢れた生き方をしていると(釈迦が説く)真理って、耳に心地いいものではないんです。だから、私はどんどん友達が減っています(笑)」と笑いを誘いました。
このほかにも番組では、「文化放送・斉藤一美アナウンサーを激励した真意」「F1実況で生じた思わぬ“副作用”」などの話題についても語りました。
※8月27日(火)放送の『くにまる食堂』は、放送当日以降7日間聴くことができます。
[前半]https://radiko.jp/#!/ts/QRR/20240827090000
[後半]https://radiko.jp/#!/ts/QRR/20240827110000