武田砂鉄氏、自民党総裁選のポスターに対して違和感

番組では、この自民党総裁選のポスターが、歴代の総裁たちが演説する写真をコラージュさせ、キャッチフレーズを含めて芝居がかったデザインとなっており、裏金事件や世界平和統一家庭連合（旧統一教会）問題で厳しい批判を受けたのに、いまやお祭り気分なのだろうかと指摘する東京新聞の記事を紹介した。また同記事では、そろいもそろって中年以上のスーツ姿の男性ばかりのポスターを作製した狙いはなんなのかという疑問も呈している。

フリーライタの武田砂鉄氏はこの記事を受けて「このポスターに写っているのが男性ばかりであるという論点も大事だが、『時代は誰を求めるのか』というキャッチコピーに違和感を覚える。」「これは自民党党内での次のトップを決めるという選挙なので、ここで選ばれると自民党の総裁になり、首相になるという流れになるだろうけれども、別に『時代』という主語を背負えるようなものではないと思う。」と発言した。

また、「（この自民党総裁選は）裏金問題をどのように隠し通すかとか、薄めるかというところが一番大きな主題になっているということは、おそらく（立候補者である）当人たちも否定はできないと思うが、それをキャッチコピー的な『時代は誰を求めるか』というすごく大きなスローガンを使っているというところに、その狙いはどうなんだろうかと思う。」と、この総裁選のポスターに対する意見を述べた。

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