【水谷加奈の劇場型恋愛体質】影響されるよねー
文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中のコラム「水谷加奈の劇場型恋愛体質」。水谷アナが、日々の生活で感じたことを心のままに綴ります。
―8月30日(金)配信分―
うちの前に白い紙が落ちていたので拾ったところ、誰かが落としたレシートでした。
なんとなく目をやると
【フルーレヒルト ベルギアンTF 子供用1100円
東京フェンシング商会】
と記されています。
へー、フェンシング道具(グリップのようです)の買い物なんて初めて見た!これもオリンピックの影響?
今回、日本の活躍に触発された親や子は多かったかもしれません。
「うちのコも早いうちから習わせよう!」
「かっこいい!ママ、私もやってみたい!」
と。
息子は中学の時卓球部に入りました。正直、卓球って我々の世代にとってはちょっとダサい扱いだったというか……。(いや、今さらながらゴメンナサイ)
だから、え?なんで卓球?と驚いたのですが、当時は水谷選手はじめ日本の若手選手が大躍進していた頃でした。
ラケットを買いに渋谷の専門店に行ったときもたくさんの学生さんたちで賑わっていたことを覚えています。
若手選手の活躍でこんなにスポーツのイメージが変わるのですね。
そういえば1988年のソウルオリンピックのとき、スポーツジムのプールに行ったら、泳いでいる人が全然いない。
おかしいな、どうしたんだろうと思ったら、みんな鈴木大地選手(100メートル背泳ぎ)のバサロ泳法(潜行して泳ぐ)を真似しているらしく、潜っていたのです。
道理で姿が見えなかったわけだ。やってみたくなっちゃうんでしょうねー。
先日は電車の中で。
「ほら、ちゃんと吊り輪につかまって」
「ママ、吊り輪じゃなくて吊り革だよ」
という親子の会話が聞こえてきて思わず笑ってしまいましたが。