山形大雨災害から1カ月…現在もボランティア募集中

山形大雨災害から1カ月…現在もボランティア募集中

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毎週日曜、朝5時5分からお送りしている「防災アワー」
防災をもっと身近にもっとわかりやすく生活目線でお送りしている番組です。


ちょうど1カ月前の7月25日、2度にわたって大雨特別警報発表という記録的な大雨に見舞われ、3人が死亡、建物の浸水被害はおよそ4000棟に及ぶと推定されている山形県。
このうちおよそ2500棟が浸水などの被害に遭った酒田市では、現在も全国からボランティアを募集中です。

私が酒田市ボランティアセンターに取材に伺ったのは8月2日。

近隣の鶴岡市など県内の他、栃木県や茨城県など関東からもボランティアが集まっていました。
栃木市から参加した男性は「勤めているガソリンスタンドの店長に話して、休みを取らせてもらって来た。今日で6日目
茨城県守谷市からという男性は「困っている、苦しんでいる人がいれば、少しでも役に立ちたい。今日で3日目です」と話してくれました。

この日は荒瀬川の氾濫で浸水被害に遭った八幡地域に向かい、主に泥出し作業に当たりましたが、厳しい暑さの中休憩を取りながら、テキパキと作業を進めていました。




泥水を吸った畳は、50キロほどの重さになり、運び出すのも一苦労。
それを災害ごみの集積所にトラックで運びます。

一條コミュニティセンターの広い敷地内には、災害ごみ集積所が設けられていました。
畳、冷蔵庫、金属類、ソファ布団、木製家具などに分別して運び込まれ、それぞれ大きな山を作っていました。






現在、こちらの集積所は災害ごみの受け入れはストップしていますが、搬出作業は終わっていないということです。
尚、ボランティアセンターは、私が取材した「ひらたタウンセンター」から、被害の大きかった大沢地区に近い「八幡タウンセンター」に移転しました。
詳しくはこちら

復旧にはまだだ時間がかかりそうですが、来週は避難所生活を余儀なくされている被災者へのインタビューと農作物の被害についてお伝えする予定です。

暑さも続きますが、今日の「防災アワー」は、先月東京ビッグサイトで開催された「猛暑対策展」の様子もお伝えしました。
熱中症対策飲料「リポビタンアイススラリー」の試飲も行われていました。

こちらはアタックベースの空調風神服…ファン付きウェアも既に完売したものも少なくありません。



今年の暑さは異常ともいえますが、厳しい作業現場などでの熱中症対策、今後ますますニーズが高まりそうです。

聞き逃したという方はradikoでぜひお聞きください。

気象予報士 防災士 気象庁担当記者 伊藤佳子





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