【8月5日ワンダーユーマン】8月のおすすめ映画 シネマログ

【8月5日ワンダーユーマン】8月のおすすめ映画 シネマログ

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本日は月に一度の映画特集回「シネマログ」

3人のおすすめ映画をご紹介します

 

 

上地    上地由真のワンダーユーマン!今週もよろしくお願いします。

今日は月に一度の映画をフューチャーする回、題して「今月のシネマログ」。映画ソムリエの「さゆみん」こと東紗友美さん、そして映画評論家の荒木久文さんとお届けしていきます。8月公開の映画の中から、私、上地由真とさゆみん、そして荒木さんの三人が「これはおすすめ!」と思った作品をご紹介していきます。それではまず、さゆみんからお願いします。

 

東     私がご紹介するのは、8月16日から公開の『フォールガイ』という映画です。

主人公は大怪我で一線を退いていたスタントマンのコルト・シーバースというキャラクターです。

彼はスタントの怪我で現場に戻れず休んでいましたが、思いがけずハリウッドの撮影現場に舞い戻ることになりました。そこで監督を務める元カノのジョディと再会します。そして彼女の気を引こうと命がけのスタントを披露します。そんな時、元カノ ジョディの映画に出ている主役の俳優のトム・ライダーが突然姿を消します。主役がいなくなったら彼女が困る、ということでジョディとの復縁も狙いつつ、自らの銀幕復帰も狙いつつ、コルトはトムを探し始めますが、しだいに危険な状況に追い込まれていきます・・・という、もう言い切ってしまいます、この夏一番の、いや歴代一番のアクション映画がこの『フォールガイ』という作品です。完全にアクションの幕の内弁当といえる作品でした。

この『フォールガイ』を観る前と観た後ではアクション映画自体の見え方も変わると思いますし、どのようにアクションシーンって作られているのか、ってスタントマンが主人公だからこそ、それが物語仕立てにちゃんと登場するので、正直アクション映画の勉強にも非常になるような作品でした。

ちょっとね、いろんなアクションが出てくるのでお話したいんですけど。もうね、全部なんですよ。カーチェイス、カージャンプ、キャノンロール、ボートジャンプ、ヘリコプターから落ちるハイフォールというアクションですとかいろいろすごいんですけど。

由真さん観ていないので、私が一番すごいなって思ったアクションを語りたいんですけど、それがキャノンロールっていうアクションで。車がアクション映画で横転するのって見たことがないですか?

 

上地    あるある。

 

東     あれをね、8回転半回転させているの。1,2で、ぐるぐるぐるぐる。これでこの映画でギネス記録を更新していたり、ですとか。これまでは『007/カジノロワイヤル』という作品で7回転、まあそれでもすごいんですけど。今回の映画で8回転半回転させたり、ですとか、もう本当に見たこともないようなギネスの技とか登場するのもすごいですし。由真さん、ライアン・ゴズリングって知っていますか?

上地    もちろん。『ラ・ラ・ランド』の。

 

東     そうそうそう。我々の国民の元カレ、セブですよ!(笑)

 

上地    そうなの?(笑)

 

東     はい、そうです。国民の元カレです。その『ラ・ラ・ランド』のライアン・ゴズリングって去年の話題になりました『バービー』でちょっとマッチョな男性を演じてから、いつの間にか体も2倍3倍に大きくなって、本当にそういう“ザ・男らしいマッチョっぽい男性”みたいなふうに最近シフトしていると思うんですけども、そんな彼が元カノのことがまだ好きという役なので、ふいに見せる表情が完全に『ラ・ラ・ランド』のセブなので、映画ファンはちょっと嬉しくなっちゃったりするんじゃないかな、って思いましたし。なんでこんなすごいアクション映画ができたのか、っていうとやっぱり監督のデビッド・リーチなんですよね。

 

荒木    まあ今の、そういう意味じゃベテラン監督でもあり、スタントマンとしてもね、ブラッド・ピットのスタントをやっていたんですよね。

 

東     そう!20年やっていたんですよ、ブラピのスタント。

 

荒木    だからよくわかっている。アクション映画というのを。どうしたら面白いかっていうのをね。そういう意味でいうと、非常に手練手管の監督がちゃんと作ったなという作品ですよね。

 

東     すべてのアクションが本物。

 



『フォールガイ』
2024年8月16日公開
配給:東宝東和
原題:THE FALL GUY

 

荒木    はい。こういう映画製作の裏側とかね、そういうものを垣間見れる作品はちょっと我々にとっても興味深いし、裏方で支えるスタントマンの敬意とかもちゃんと込められていて。ちょっとね、さっきアクションの幕の内弁当だ、って言っていたけど、ちょっと詰め込み過ぎで、おかず多いな、という・・・(笑)

 

上地    あはははは!

 

東     というぐらいに、すごいですね(笑)

 

荒木    という感じはあるんですけど。まあちょっとアクションとロマンスが上手い具合にバランスがとれていて大変面白い映画でしたよね。スタントマンってね、みんな知っていると思うんですけど、危険なことを主役の俳優さんの代わりにやってくれるんですけれども。この人たちは大変ですよ、陰の主役を支える役で映画を面白くする、そういう意味では主役なのですが。基本的には表に出ない人。

世界一有名なのはダー・ロビンソンという人ですね。

 

東     聞いたことあるとかも。

 

荒木    この人ね、映画にもなっている。『パピヨン』なんかでスティーブ・マックイーンの代わりに30メートルの崖から飛び降りたり・・・

『ハイポイント』という映画では、366メートルのタワーの頂上から地上すれすれまでの飛び降りに成功したという・・・。

 

東     すごい!それがハイフォールという技ですよね、高い所から飛び降りる。

 

上地    うぇ~!!!すごすぎる~!

 

荒木    スタントマンの出演料ってね、シーンによって違うんだって。だからさっき言ったような火を飛び越えて、くるくる回転すると150万円入るとかね。崖から飛び降りて15メートルは50万円入る・・、そんな賃金体系になっているらしいですよ。

 

上地・東  へぇ~。

 

荒木    まあ日本でも千葉真一さんとか。倉田(保昭)さんとか、真田(広之)さんとか。今はだんだんトム・クルーズみたいに自分でスタントを使わずにやる!という人が増えてきてはいるんですよね。あとジャッキー・チェンとかね。

だけれどもやっぱり、スタントマンはいないとね。やっぱり怪我とか、下手な話、死んだりする人もあるので。そういう意味でずっと陰の主役ですね。そういう印象が強いですね。スタントマンで有名な人はたくさんいるんですけれども、『007』のロジャー・ムーアがインタビューに答えているんですけど「僕の映画は、僕のアップ以外はみんなスタントだよ」っていうぐらい、ほとんど演技を、アクションをしていなかったと言っていますよね。当然あの時は57才ぐらいですから、できなっちゃできないんですけれどね。

そんな意味で今はね、映画を支える・・・たくさんいるんだけどその中の1人としてとても重要な役を果たしているということですね。

 

東     本当にね、夏にぴったりで音楽も『ワイルド・スピード』ですとか『マイアミ・バイス』ですとか、あとは『ロッキー・ザ・ファイナル』『プリティ・ウーマン』『真昼の決闘』『ターミネーター』とかそんなね、たくさんの映画に出てきた音楽も出てきていて、オマージュされていたり、非常にノリノリになれる作品ですので、この夏イチオシです。ぜひ観てみてください。私がご紹介しましたのは、8月16日から公開の『フォールガイ』でした。

 

上地    続いては私、上地由真のおススメ作品です。私がご紹介するのは8月17日から公開の『侍タイムスリッパ―』です。幕末の武士が現代の時代劇撮影所にタイムスリップをして、時代劇の斬られ役として奮闘するというコメディ作品です。めちゃ面白かった(笑)

 

東     ふふふ!私も~(笑)

 

上地    ねっ!あらすじです。

物語の始まりは幕末の京都。

会津藩主の武士・高坂は家老直々に長州藩士を討つように命じられ、標的の男と刃を交えた瞬間、落雷によって気を失ってしまいます。

そして目を覚ますと、そこは現代の時代劇撮影所なんです。状況がわからない高坂は行く先々で騒動を起こしながら、江戸幕府が140年前に滅んだことを知り愕然としてしまいます。一度は死を考えたものの、撮影所で助監督を務める優子をはじめ、優しい人たちに助けられて生きる気力を取り戻していきます。ある日、急遽代役で時代劇の斬られ役として出演したことをきっかけに、自分が生きていく道はこれしかないと撮影所の門を叩きます。磨き上げた剣術の腕と本物の侍ならではの佇まいで斬られ役として活躍していくなかで、ある人物との再会を果たすことになります・・・というお話です。

さゆみん、私これめっちゃ笑った~!

 

東     私もこれ、本当に楽しませてもらった!

 

上地    すごく面白くて、最後までわーって観て、でも後半はなんか自分で気づいたら息が止まっている瞬間があったりして。

 

東     わかる!なんか入り口と出口がちょっと、印象が異なっていく映画だよね。

 

上地    そう。なんか緊張とかの振り幅がすごいなと思って。すごい楽しませてもらいました。

 

東     お~、よかった!私もめちゃくちゃ好きだったし、やっぱりこの作品、脚本がね、面白いから。当時ね、作ろうとしたのがコロナ禍だったらしいんですけど、監督の資金集めもね、全然上手くいかなかったんですけど、脚本が面白いから東映京都撮影所の方から「やりましょう!」って言ってもらった。だからインディーズ映画で東映京都撮影所を舞台に映画化できたんですけど、全然インディーズにも見えない本格化な時代劇であり、タイムスリップものになっていましたよね。面白かった。荒木さんは?

 

荒木    はい。まあ主演をはじめね、無名の役者さんたちが多かったですよね。

だからこそリアルでしたよね。しかも印象に残る濃い人ばっかりで。

 

上地    そう、すごいみんなキャラクターがね。

 

荒木    今時珍しい、なんて言うの?リズムがゆるいっていうか。そのちょっとゆるいリズムでどんどん、ね。進んでいくみたいなところがあって。そこがかえってね、若い方には魅力だったのかもね。

 

東     うんうん、ちょっと新鮮な感じもあったのかな。

 

荒木    後半もね、緊張と静寂というのがあってね、まあ面白かったですけど。チャンバラも今はやりの・・・

 

東     本格的なんですよ、これがね~!

 

荒木    CGとかワイヤーで飛んだりしなくて、そういう意味ではアナログというか伝統的な殺陣を基本にしたね、チャンバラ劇でしたよね。

 

東     主演の山口さんが演じる役が斬られ役の役者さんじゃないですか。斬られ役さん、ちょっと前にも映画になったり・・・

 

荒木    そうですよね。福本清三さんという人が有名ですよね。この人、50年にわたって時代劇、現代劇問わず、日本一の斬られ役、殺され役という人だったんですね。

別名5万回斬られた男。

 

東     5万回・・・すごい!

 

荒木    いろんなところに出まくっていて、最後はハリウッド映画のトム・クルーズの『ラスト サムライ』に出て、斬られたという・・。

 

東     うわ~!そうだったんですね、福本さん。

 

荒木    うん。最後で戦死するシーンは、今まで培ってきた、斬られ役としての演技力を最大限活かして、もう最高の死に方を見せたって言っていますね。さっきのね、スタントマンと同じく、映画を支える人たちですよね、斬られ役って。

斬られ役出身俳優には、石倉三郎さん、川谷拓三さんとか志賀勝さんとか、アクの強い人が多いですからね。そういった意味で映画の裏を支えている人たちという見方も面白いですよね。

 

東     たしかに、映画作りの映画、でもありますからね。監督、愛情込めてこの作品を作って、もう初号が完成した時に銀行の残金が7000円だったらしいです。

 

上地    えーっ!そうなんだ・・・

 

東     そうらしい。注いで、注いで、愛情を。

 

荒木    愛情と情熱で作るものですから、大変だと思います。

 

東     ようやく公開ということでね・・・

 

上地    いや~、私はすっごく面白かったので、ぜひおすすめしたい作品です。私、上地由真がご紹介したのは8月17日から公開の『侍タイムスリッパ―』でした。

トリは荒木久文さんのおすすめ作品です。

 

荒木    はい。私はですね、ご紹介するのは8月16日公開の『劇場版 アナウンサーたちの戦争』という作品です。終戦から78年ということでね、終戦記念日も近づいてきていますが・・・

 

上地    はい。今日はね、このスタジオに山田さんが来ていただいています。

 

荒木    山田弥希寿アナウンサー。普段、映画の回には山田さんはいないんですけど、今日はね、現役のアナウンサーとしていろんな感想も、アナウンサーとしての考えも聞かせていただきたいと思うので。

 

上地    お願いします、山田さん。

 

山田    はい、こんばんは。よろしくお願いいたします。

 

荒木    この映画は去年の夏、すでにNHKの総合で放送されているテレビドラマですよね。

 

山田    そうですね。終戦記念日の、あのあたりですよね。その当日だったかな?僕もリアルタイムで見ていて。テレビドラマを映画化した作品なんですね。

 

山田    はい。『劇場版 アナウンサーたちの戦争』ですね。

 

荒木    それで確認しておかなくてはいけないのは、戦争当時はもちろんテレビはありません。ラジオだけです。

 

山田    新聞とラジオだけです。

 

荒木    民放もないので、今のNHKの前身組織であるところのラジオの話なんですね。

あらすじは端的に言うと、太平洋戦争中にラジオでアナウンサーたちが、いわば声の力で戦意高揚「戦争頑張ろう!と偽情報で敵を混乱させる、そういうことで戦争を推進してですね、国民を戦争に駆り立てていったという、そういう状況をきちんと描き切った映画だというふうに思うんですけど。そこにはですね、アナウンサーたちの葛藤や苦悩、そういう実話も含めて描かれているということなんですよ。登場人物を紹介する前に山田さんに観ていただいて、素直な感想をちょっとお聞きしたいんですけども。

 

山田    アナウンサーはやはり言葉を発する職業として、やはり力もありますけど、言葉の持つ力も、一方で怖さもあるなっていうのを本当にこの戦時中だから、その戦前もそうですけど、第二次世界大戦の当時のものをダイレクトで感じられたというか。まあ現代だとなかなかそういった機会も、人の生死が関わるような放送っていうのは、災害とか最近はものすごく増えていますけど、戦争という中でこういった言葉の力、パワーと怖さですよね、そういったことを感じる作品ではありましたね。

まあアナウンサーとしては、読み方ひとつで伝わり方変わるじゃないですか。力強く「開戦です!」と言うこともあれば「開戦です」とじっくり伝える、読み方ひとつで伝わり方変わるので。当時はやっぱり戦前ですから、こういった読み方をした方がいいっていう正解がないです。だから人によっては「淡々と伝えるべきだ」「もっと力を込めて」そのアナウンサーによっての意見が割れたり、とか。そこを支持されたい、とか。そういうのも描かれていますし。一方でね、電波戦だって言って。

 

荒木    まあ放送局として、アナウンサーとして、戦争に加担するというかね、戦争を推進しなきゃいけない立場ですから。

 

山田    というアナウンサーの人もいて。

 

荒木    ここでのいちおう主人公は、天才アナウンサーと呼ばれた和田信賢(のぶたか)さん。「シンケンさん」と呼ぶ人もいるんですけど。1941年の開戦ニュースと戦争終了時の玉音放送の両方をに関わった方ですね。超有名な人ですよね。

 

山田    和田信賢アナウンサーが開戦のニュースを一報を入れて、読んだ方はたぶん違います。玉音放送を読んだ方はこの和田信賢さん。

 

荒木    ああ、そうですね。頭の部分をね、はい。という有名なアナウンサーなんですけども、その彼を中心に。主演は森田剛さんが演じています。

 

東     魂のお芝居でしたね、切実さが伝わるような。


2024年8月16日公開
Ⓒ2023年NHK劇場版
配給:NAKACHIKA PICTURES

荒木    そうですね、はい。お二人もね、ご覧になっていただいたんですけども、感想はどうですか?

 

上地    知らないことがたくさんあり過ぎて。アナウンサーさんがそういうのも全然知らなかったですし。

 

山田    噓の情報を流す、実際に電波に乗せて、世界各国に派遣と言いますか、行っていましたからね。

 

荒木    新聞はね、戦争に加担したとか大日本へ噓の発表を垂れ流していたとか、よく報道もされていたんですけど。日本の放送局が海外にまで進出して放送局を作って、戦争を推進していたという事実。びっくりします。まあこれ、NHKじゃなきゃわかんないことだし、NHKだからこそ作れた映画ですよね。

 

東     なるほど~。でも先ほど山田さんもおっしゃっていましたけど、たくさんのアナウンサーが出てくるからこそ、群像劇のように出てくるからこそ、いろんな方がアナウンサーでもいて、いろんな思想をそれぞれが持っていたんだなって思いました。

 

荒木    それはね、たくさん。それで『アナウンサーたちの戦争』っていうのもダブルネーミングであるんだと思うんだけど。基本的にはね、トーキングウェポンというか、喋る兵器としてのアナウンサー。すごいですよね。

 

山田    当然ね、テレビもインターネットもないですから。みなさんラジオの前で1つのラジオを周りで囲って「日本が攻撃を開始しました」みたいな。これも本当かどうかわからないですけど、そういう情報を聞いてみんなが盛り上がって旗を振って、みたいな。それを伝えている側の心理、それが描かれているんですよね。

 

東     ああ、しんどいな・・・

 

荒木    山田くんもスタジアムなんかでファンを奮い立たせる、チームを盛り上げるという、いわばちょっと言葉は悪いけどアジテーター的なこともやるわけじゃないですか。

 

山田    まあそうですね、盛り上げ役を。

 

荒木    そうやって盛り上げると、自分、気持ちいいよね。

 

山田    いや、それは、それは、もう・・・何万人、3万人以上のファンに向けて「さあ、みなさん。今日勝てば首位です!今日みなさんの声援で選手、チームを後押ししましょう!」みたいに言ったら「うお~っ!!」となって。何にも代えがたいというか。夜、眠れなくなりますもん。

 

荒木    たしかにそういうアナウンサーとしての生き甲斐というかね、アナウンサーになって良かったなと思うことも、そういうことで感じられるんでしょうね。

 

山田    そうですね~。まあちょっと感想として、作品の中身についてちょっとお話ししましたけど。森田剛さんのね、演技、アナウンサーとしての。情景描写だったりとか、その町の様子ね、当時の。そういう描写されている様子とかも、本当にアナウンサーがやっていることをまんまされていたので。

 

東     そうなんですね~。

 

上地    山田さんもするの?町を歩いていて・・・

山田    ああ、やります、やります。有名な話でね、古舘伊知郎さんが移動中見える景色をすべて情景描写して練習していた、っていうのがありますけど。それは実況アナウンサーの、もうバイブルというか・・・

 

荒木    基本ですよね。なので山田さん、ゲスト入ってくるとその人の服装とか雰囲気を・・

 

東     たしかに、言ってくれるもんね。

 

荒木    あれでやっぱり全体の雰囲気が「ああ、こういう人だ」ってわかる。まあアナウンサーとしての基本だよね。

 

山田    そうですね。

 

荒木    あと俳優さんたち。なかなかね、アナウンサーぽかったよね。活舌もいいし、ちゃんと鼻濁音なんかも考えて喋っていましたよね。

 

山田    一方で高良健吾さんが「戦争日本国、立ち上がれ!」みたいな、当時はそれが本当にそう思っていた、国の雰囲気がそうだったから、高良健吾さんはそっち。淡々と伝えるというよりは盛り上げて、もっともっと日本国民を盛り上げていこう!という立ち位置ではありましたけどね。すごい、はまっていましたよね。

 

東     いや~、もういろんな軸で。役者さんもね、他にも豪華な方たくさん出られていますし。

 

荒木    さすがNHKだというね、キャスティングでしたよね。

そういう意味ではお金もかけてありますし、いろんな資料を使ってあるので。

 

山田    そうですね。初めて観る方とかでも、その当時の日本の様子だったりとか、これだけ今、領土が広がっていて、みたいな歴史の勉強にもなりますよね。

 

上地    たしかに。

 

荒木    ということでね、アナウンサー室の中の仲違いじゃないんですよ、これ。

 

上地・東  あっはっは!

 

山田    最初はタイトルだけ見た時ね、人気番組は誰が担当することんだ?!というアナウンサーたちの局内戦争かと思いました(笑)

 

東     あはははは!ちょっと荒んでいませんか?

 

荒木    はい(笑)ということで、私が紹介したのは8月16日公開です。『劇場版 アナウンサーたちの戦争』という映画でした。

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上地由真のワンダーユーマン

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月 21:30~22:00

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上地由真がメインパーソナリティを務め、アシスタントとして文化放送・山田弥希寿アナウンサーが進行役を務めます。 番組では毎週テーマを設け、“由真的”テイストで進…

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