【水谷加奈の劇場型恋愛体質】パパ、ママ、しっかりしろ！

―8月16日（金）配信分―

「うるせーんだよっ！！」
雑貨屋にて。突然女性の大声が店内に響き渡りました。
店にいた人たちも皆、どうしたんだろう？と驚いてきょろきょろ辺りを見回しています。
見ると30代半ばくらいでしょうか。髪の長いスポーティーなママが息子に怒鳴っているのです。
「いい加減にしろよっ。もう知らねえからな！勝手にしろ！！」
男の子は5歳くらい。何かの商品に興味を示したのですが棚に手が届かない。
ねーねー取ってよ、これがいい～！ と駄々をこねたところママがブチ切れたようです。
ママはプイっとして男の子のそばを離れてしまいました。
すると横からパパがなだめ始めました。
「◎◎ちゃん、ママの言うこと聞かないとダメなんだよ～。さっき買ったアンパンマン、パパが返してきちゃうぞー」
そう言ってパパはアンパンマンのおもちゃを男の子に見せました。すると、
「やだ、やだ、やだ。ぎゃーーーーーー！」
男の子は余計大声で泣き始めてそれこそ収集がつかなくなってしまいました。
パパは店の中でしゃがんだまま困った様子。その姿を見て、あ～あ、こりゃ駄目だと……。
ママが人前で怒鳴る。しかも汚い言葉を使う。そのあとパパが中途半端に弱気な態度で子供に接する。
これでは子供になめられてしまいます。赤ちゃんではありません。言葉もわかるし空気も多少は読める年頃です。
まずは店の外に連れ出してきちんと言って聞かせるべきなのです。
　　
夏休み。家族連れを見かけることが多い機会です。我々は子どもを見ているのでなく、親を見ています。
子供が泣いたり騒いだりするのは当たり前。親がどう対応するかが重要。
パパ、ママ、しっかりしろ！