山縣亮太の「動きの大改革」100m日本新記録樹立、その背景には ~6月7日「おはよう寺ちゃん」
6月7日放送の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーと、月曜コメンテーターの上念司氏が、男子100mの日本記録が更新されたニュースに着目する場面があった。
怪我や病気を克服して長年の夢を叶えた
6月6日に鳥取市で開催されたサトウ食品日本グランプリシリーズ鳥取大会 布勢スプリント2021で男子100mに出場した山縣亮太選手が9秒95の日本新記録を樹立した。これまでの日本記録はサニブラウン・アブデル・ハキーム選手の9秒97だったが、0.02秒更新したことになる。世界記録はウサイン・ボルト選手が9秒58で、日本人の9秒台は4人目。9秒95という記録は世界だと5位に相当するという。
「布勢スプリントは高速レースになることが多く、今回も記録が公認されるギリギリの2mの追い風という好条件に恵まれました。これより強い風が吹いてしまうと参考記録になってしまうんですね。天が味方したということですよ」という寺島アナウンサーに対し上念氏も「すごいですねぇ」とうなった。山縣選手は「9秒台を出したいとずっと思っていたので肩の荷が降りました」と語っているという。
「山縣選手は2019年に肺気胸を患い、去年は右膝の違和感に苦しみました。膝の痛みが再発しないように、股関節やお尻を上手く使って、膝や足首の負荷を減らす、動きの大改革に取り組みました。さらに怪我を治すには姿勢から正さないといけない、と京都のお寺を尋ねて座禅指導を仰いでいたとのことです」(寺島アナウンサー)
「動きを変えるって言ったってできないですよね。寺島さんなんていつも無意識に動いてますもんね」と上念氏も感嘆した。山縣選手は24日〜27日に大阪市で開催予定の日本選手権で東京オリンピック代表の内定を目指している。「オリンピック参加標準記録の突破者が3位以内に入れば日本オリンピックの代表に決まります。現時点で突破者は山縣選手、サニブラウン選手、桐生祥秀選手、小池祐貴選手、多田修平選手の5人なんですね」という寺島アナウンサーに対し「あ、まだ代表になってないんだ。でも一発勝負というのは後腐れなくていいですね」と上念氏。
「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~9時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。 またYouTube公式チャンネルではLIVE配信と、放送後にアーカイブでお楽しみいただけます。
2021/06/07/月 05:00-06:00 | おはよう寺ちゃん 5時~6時 | 文化放送 | radiko
2021/06/07/月 06:00-07:00 | おはよう寺ちゃん 6時~7時 | 文化放送 | radiko