夏こそ腸ケア!腸を整えて自律神経の乱れを整えよう!
野村邦丸がパーソナリティを務めるラジオ番組『くにまる食堂』(文化放送・毎週月曜から木曜9時~13時)内で火曜日の11時半ごろから放送されている「ホクトpresents きのこで菌活~カモン健康!」。きのこを食べて体の内側から「健康」になる方法について、「日頃の生活の中で気になる健康」をテーマに、毎週、その道の専門家に話を聴く。
今週は、『池谷医院』院長で、医学博士の池谷敏郎先生に「夏の腸ケア」というテーマで話を伺った。
夏になると、冷たいものばかり食べて胃腸が冷えたり、口当たりの良いものばかり食べて栄養バランスが悪くなる人が多い。しかし、腸は体内の免疫細胞の7割が集まる場所であり、腸を整えることで自律神経の乱れを改善する効果も期待できるという。
邦丸「腸を健やかにするために、どんな食事がお勧めでしょうか」
池谷「暑い季節はどうしても冷たいものに偏りやすいんですが、胃腸というのは、やっぱり冷やすと血行が悪くなってコンディションも悪くなってしまうんですね。ですから、基本的に冷たいものばかり食べないで少し暖かいものも食べる事が1つ大事です。それから、なんとなく麺類だけ食べてしまって、口当たりの良いものだけで食事を済ませてしまうこと、結構ありますけれども、こんな時にしっかりタンパク質、肉や魚、豆を摂ってタンパク質を摂ったり、野菜やキノコでビタミンやミネラルをしっかり摂っていくことが大事になりますから、栄養バランスを気を付けて欲しいですね」
邦丸「腸内環境を整えるには食物繊維を摂りましょうっていいますよね」
池谷「そうですね。腸内環境を整える最も大事な食べ物が、食物繊維じゃないかなと私思っております。たとえばキノコなどの水溶性食物繊維を摂ると、腸内の善玉菌のエサになって、発酵されて「短鎖脂肪酸」というものになるんです。これが腸の周りにある「腸上皮細胞」という細胞の最も重要なエネルギー源となったり、脂肪燃焼効果に役立ってダイエットにもつながることが研究でわかっております」
邦丸「たとえばそうめんを作るにしてもにゅう麵ってありますよね。温かいやつ。一緒にきのこいろいろな、エリンギとかヒラタケとか舞茸を一緒に煮込んで、エアコンが効いてる部屋で食べたらすごいおいしく食べられますもんね」
池谷「そうですね。少し部屋の環境を涼しめにして、ちょっとあったかいもの食べたりなんていうのは、いいかもしれませんね。それから、麺だけ食べるみたいな栄養バランスの悪い食材は避けたほうがいいので、きのこなど入れて、栄養面を整えてあげる、食物繊維を入れてあげると、腸内環境を整えながら私たちの身体の必要な栄養素をしっかり摂っていくいい食事になると思います」
邦丸「食べやすいしね。そんな食欲ない時でもいけそうですよね。あと、特に積極的に取りたいものがあるんですよね」
池谷「そうですね。エネルギー代謝に係るスタミナ補給に役立つと考えられているビタミンB群なんですよ。これをしっかり摂っていただきたい。また、足や手を夏場につることが多いと思うんですけど、このつるときの筋肉の正常な働きに役立っているカリウム。こういったものをしっかり摂っていくことが大事なんです。このビタミンB群やカリウムをしっかりきのこなどで摂っていくことによって、夏の体調が良くなるだろうことが期待できるわけです」
「くにまる食堂 ホクトpresents きのこで菌活~カモン健康!」は毎週火曜日朝11時半ごろ、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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