政治家の裏金を調べるのが難しいワケとは?
政治家の裏金はなぜなくならないのか?8月6日の「大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)」では、NPO法人情報公開クリアリングハウス理事長の三木由希子に政治家のカネの流れを調べることの難しさを聞いた。
三木「政治資金規正法って実は凄い古い法律で1948年にできていて、当時から収支報告書は閲覧できる仕組みだったんですけれども、それがずっと長く変わらなかったんですね。現在も収支報告書は一応公開されているんですけれども基本的には紙でみんな出しているんですよ。インターネット公開もされているんですけれども、紙で出されたものをスキャンしてPDFにしてウェブサイトに政治団体ごとに公開しているんですね」
小島慶子「政治団体が100ある人だと100の政治団体を全部調べないといけないわけですね。しかも紙の映像がインターネットに載っているだけのものを」
三木「しかも1か所に収支報告書ってあるわけじゃないんですよ。2つ以上の都道府県で活動する場合は総務省に全部届け出るんですよ。1つの都道府県の中だけで活動する場合は都道府県の選挙管理委員会に出すので、実は48か所に分散して収支報告書ってあるので、自分の関心のある政治家の政治団体がどこに届け出ているのか、どんな名前かっていうのがわからないと、どの団体の収支報告書を見ると誰のものを見ているのかっていうのは1個1個開けてみないとわからないんですよ」
小島「例えば〇〇議員のお金の流れを調べたいと思って“〇〇議員のお金”っていうところにアクセスすれば全部見られるみたいな場所がないんですか?」
三木「行政が作っているものには一切ないですね」
この他にも番組では、三木由希子が政治家のカネの流れを把握することの難しさについて語っています。もっと知りたいという方はradikoのタイムフリー機能でお聴き下さい。
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