セイ!ヤングのセイ!は文化放送発の流行語!?【アーカイブの森 探訪記#8】

セイ!ヤングのセイ!は文化放送発の流行語!?【アーカイブの森 探訪記#8】

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ラジオについて語るうえで欠かせないのが深夜ラジオ。
今なお続く『オールナイトニッポン』の放送開始から2年後、1969年6月2日深夜。
後に大人気になる文化放送発の深夜ラジオ、『セイ!ヤング』がスタートした当初の記録を発見!

一番最初のパーソナリティは、
みのもんた(月)・なかにし礼(火)・橋本哲也(水)・土居まさる(木)・
小島まこと(金)・金原亭桂太(土)の6人!

初週はゲストも豪華!
月曜は箱番組にも出演の大女優吉永小百合。
火曜はチータの愛称で知られる水前寺清子。
水曜は「夜明けのスキャット」が当時大ヒットした由紀さおり。
木曜は女性歌手初の日本レコード大賞新人賞・大賞受賞者の佐良直美。
金曜は「涙そうそう」でお馴染みの森山良子。
土曜は「日活三人娘」と呼ばれ、89年には日本人女性として、初めて北極点到達を果たした和泉雅子。
と豪華ゲストが並んでいます!

開始当初のコーナーは、
「真夜中の電話リクエスト」「―7円の対話―ハガキ・コミュニケーション」
「ヤング告知坂」「吉永小百合のミッドナイト・デイト」などなど、
バラエティーに富んだ2時間半。

この頃は郵便はがきが7円だったそうですが、当時の大卒の初任給が34,100円。
ラーメンが80円。映画が500円だったと考えると、単純に安かったとは言えないかも…?

番組は、「みみずく族」とのコミュニケーションを主体にした生放送だったそうですが、
1970年頃は、ラジオの深夜放送ファンのことを『みみずく族』と呼んでいたことがあったそうです。当時からラジオリスナーに名前を付ける文化があったのには驚き!

また、曰く「セイ!ヤング」の「SAY!」は文化放送が若者の間に流行語として、
これから大いに流行らせる言葉で、「発言する」「いう」といったことのほかに、「ちょいと」「あのね」「こりゃ驚いた」といった意味があるとか…。

あれから55年。「SAY!」に「ちょいと」「あのね」「こりゃ驚いた」といった意味はあるのかないのか…。

今後もアーカイブ探訪を進めていきますのでお楽しみに

■『文化放送アーカイブス』
■毎週水曜日 12時更新
■メールアドレス:archives@joqr.net
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