五輪開催中のフランス・パリのホテルは安く泊まれる！？航空旅行アナリスト・鳥海高太朗氏が解説

鈴木敏夫（文化放送解説委員）「なんと、パリのホテルの値段が下がっているという耳寄りな情報を鳥海さんがもたらしてくれました。それはなぜなのかということで、世界を股にかける男、鳥海さんが詳しく解説をしてくれます」

長野智子「(パリのホテルの値段が)なんで下がってるんですか？」

鳥海高太朗「もうパリのホテル自体がかなり空いています。なので、オリンピック期間中はレストランも入りやすいっていう声もあって。その原因としては、春先に私もホテルの部屋をとろうかなと思って一旦見ていたら、安いホテルでも7〜8万円くらい。普段2万円以下のホテルでもそういったような値付けをしていまして、且つ予約をしたら一切キャンセルができないっていう払い戻し不可の条件で販売していたということで、かなりそこで行くのを控えた、オリンピック観ないけどパリにその間に行こうっていう人たちがおそらく大きく減ってしまったのかなぁというところもありまして。6月の後半くらいから、投げ売りとまでは言わないですが、どんどん(値段が)下がってきまして。普段の夏と変わらないけどちょっと気持ち高いくらいの水準まで、いわゆる2〜3万円でも充分に部屋がとれるという状況に変わってきたかなということで。わたしは2週間前に(パリ五輪の)水泳をまず最初に観に行くんですが、その競技場の近くのところで最初の2泊に関しては2万5千円くらいで(部屋を)とれたかなぁというところで……」

長野「えっ、さすが。鳥海さんは(値段が下がる)この展開を知ってたわけですね？」

鳥海「はい。ある程度は予想してまして。というのは、ホテルの部屋の空きが少なければ高い値段を維持するかなと思ったんですが、空きは本当に山ほどあるっていうのは今もそうなんですけど、そういう状況で絶対にこれを維持するのは無理だろうというふうには思っていたので、敢えて(部屋を)とらないでギリギリまで踏ん張りました」

長野「その手があるのかぁ！」

鈴木「でも、それって見切りを誤ると泊まるホテルすら無いっていう状況になりかねなかった……」

鳥海「そうですね、(2021年の)東京五輪がもし予定通りに開催されていれば、その可能性も充分にあったので」

長野「へぇ〜！(パリまでの)航空チケットはどうなんですか？」

鳥海「航空券も、これからもし来週の1週間お休みをとれるという方がいらっしゃったとして、月曜日か火曜日くらいに出発すると、直行便だと大体18〜20万円くらいですね、往復で。あと(パリ五輪の)観戦チケットも東京五輪のときに比べれば全然とれます」

長野「そうなんですかぁ。でもチケット売れてるっていう話でしたよね？事前情報として」

鳥海「そうです。チケットはかなり売れているんですが、いまリセールチケットといって、購入はしたけど都合が悪くて行かない方に対して、組織委員会のほうでリセールという転売行為ではなく公式にリセールができるサイトがありまして。そこで色々いま買うことができるようになってますね」

長野「あらっ！じゃあもう空いてるところで安めにホテルとって、チケットもゆっくり直前にとって観るなんてことができちゃうわけですね？」

鳥海「そうですね。なので、観戦チケットとホテルと飛行機代で、(一週間で)35〜40万円くらいあれば今からでも現地で充分に楽しむことができるんじゃないかなっていう。100万円以上の高額ツアーなんかがいっぱい出てますので、リセールチケットを上手に買えば、その半分以下の金額で行けるかもしれないです」

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