【アナコラム】甲斐彩加「美術との付き合い方」

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文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中の「アナウンサーコラム」。週替わりで文化放送アナウンサーがコラムを担当しています。この記事では全文をご紹介!

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▼8月2日配信号 担当
甲斐彩加アナウンサー

夏休みになると、祖母とスケッチへ出かけたり美術館に行ったり、工作や自由研究に情熱を注いだりした小学生時代を思い出します。

学生時代の習い事は、ピアノ・お箏・習字・水泳・生け花など…。中でも“音楽”との関わりは深かったです。3歳から15歳までピアノを習い、中学は「吹奏楽部」、高校は「オーケストラ団」に所属。高校の芸術授業の選択も、もちろん音楽でした。

そんな中、大学受験の際に1つの転機が訪れました。
“東京・愛知・大阪(京都)・福岡の教育大学に行きたい!”当時ドはまりしていた48グループ(AKB48など)のある地域で、尚且つ“教育大学”が良いというこだわりがあったのです。学力が高ければ問題なかったのですが、センター試験の結果もボロボロ。私に残された道は、教育大学教育学部の“芸術系”の学科を受けることでした。芸術系であれば、他学科に比べセンター試験の比重小さく、実技試験で挽回できる可能性があったのです。芸術なら、私の15年間の軸であった“音楽”を選ぶのが筋でしょう。しかし「次は美術をやってみたい」と“美術”での受験を選びました。

父と共に「美術で受験します」と学校へ報告に行くと、先生は驚いた表情を見せた後に一言、「お父さん、夢がありますね」。当然です、高校では授業ですら選択していない“美術”で受験するのですから、無謀に感じたことでしょう。
それから1か月地元延岡で3人の絵の先生に基礎の基礎から習い、さらにそこから1か月ほど福岡で下宿しながら美術試験専門の学校に通いました。おかげで無事合格。(武田鉄矢さんの後輩になれました♪)




▲大学時代の制作

社会人になってからも、たまに美術館や展覧会に行きます。来週は、没入型展覧会“モネ&フレンズ アライブ”に行く予定です。
大胆な筆遣いを巨大なスクリーンで感じながら、流れるサウンドと共に全身で味わうことができるそうです!印象派・名画の世界に没入できるという絵画の新しい楽しみ方、堪能してきます♪
東京では9月29日(日)まで開催していますので、興味のある方は足をお運びください。


絵画の新しい楽しみ方と言えば、先日私の個人YouTubeにて、気象予報士・長谷部愛さんとコラボさせていただきました。気象予報士という立場だからこそ気付くことが出来た“絵画を天気で読み解いていく”新鮮な視点、面白かったです。「絵画」というのは、詳しくなくてもいい、自分なりの見方・鑑賞方法で楽しめばいい、ということを改めて感じました。



詳しくはないけれど、絵は上手じゃないけれど、自分なりの楽しみ方で「美術」と楽しく付き合っていきたいです。

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