立教大学の長嶋くんに未来のミスターを見た!【アーカイブの森 探訪記#4】
第106回全国高等学校野球選手権大会(いわゆる甲子園)の開幕に合わせて、
野球関連のアーカイブをたどってみたところ、面白いアーカイブが発見できた!
それは、あの長嶋茂雄がミスタープロ野球になるずっと前。
長嶋茂雄といえば、日本のプロ野球人気を語るうえで欠かせないスターの一人。
そんな彼にも大学生時代があった。
というか、長嶋がプロ野球のスターになるまでは大学野球と甲子園が日本の野球の華であった。
長嶋は後に南海ホークスの大エースになる杉浦忠投手、主将を務めた本屋敷錦吾内野手と同期で立教大学に入学。「立教三羽烏」と呼ばれ活躍した。
六大学野球でリーグ通算96試合に出場し、打率.286(304打数87安打)、8本塁打、39打点、22盗塁。
そんな大活躍の長嶋は巨人に入団。1年目に幻のトリプルスリー未遂、天覧試合でのホームラン、大舞台にめっぽう強く、数多くの野球少年が長嶋に憧れ、打倒長嶋・打倒巨人に燃えてセントラルリーグは盛り上がったそうだ。
正に「ミスタープロ野球」。
そんな長嶋が、文化放送の「スポーツ・ハイライト」という番組で立教大学時代に、後の400勝投手金田正一氏と対談していたというから驚き!
金田正一といえば、現役時代は国鉄スワローズ・読売ジャイアンツでプレーし、日本球界不滅の400勝を記録。長嶋茂雄の公式戦デビューで4連続三振に切って取った押しも押されぬ大投手。
国鉄から巨人に移籍して長嶋が金田のバックで守るなど巨人のV9にも貢献したレジェンド!
こんな伝説的な対談が組まれていた文化放送。
今でいうなら大谷翔平とヤンキースのアーロン・ジャッジの対談を放送しているようなものですよこれは。
また、こんな対談が聴ける日が来るといいなぁ
今後もアーカイブ探訪を進めていきますのでお楽しみに。
執筆:針間矢隊員
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