円安時代でも行きやすい「円が強い国」とは?

円安時代でも行きやすい「円が強い国」とは?

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ニュースキャスターの長野智子がパーソナリティを務めるラジオ番組「長野智子アップデート」(文化放送・月曜日~金曜日15時30分~17時)、7月11日の放送に航空・旅行アナリストの鳥海高太朗が登場。円安が叫ばれる現在、海外旅行事情はどうなっているのか、旅行しやすい国はどこなのかなど、解説した。

鈴木敏夫(文化放送解説委員)「円安でどこへ行っても高い、日本から飛び出すのは難しい、という方のために旅行の達人・鳥海さんが登場ということで。逆転の発想です、『まだまだ円高の国がある』と。円が強い国に行けばいい、ということで紹介していただきます」

長野智子「今年の夏休み、日本人の海外旅行事情って何か傾向は出ていますか?」

鳥海高太朗「やはりアメリカやヨーロッパは当然、円安が進んでいて。ドルも161円台、ユーロも170円を超えている。大谷選手を観に行きたい、パリ五輪へ行きたいなど、お金をかけてでも欧米に行きたい方も多いんですけど、航空券やホテルが高い。それでも航空券の価格が少し下がっている東南アジア(へ行く人は)まあまあいるかなと。ただやはり、コロナ前に比べると海外に行く人はまだ6~7割弱にとどまっているかな、という状況です」

長野「6~7割で止まってしまっている」

鳥海「そうなんです。インバウンドはコロナ前を超えて月間300万人以上来ていますけど、日本人の出国者は100万人前後ぐらい、という感じです」

長野「円安とかも理由にあるんでしょうね。さて円が強い国……この言い方もおもしろいですけど(笑)」

鳥海「これはわずかしかない。ほとんどの国が日本円に対して円安になっているんですが、若干、円高に振れているところがあります。エジプト、トルコ、アルゼンチン、アジアではラオス、この辺りです」

長野「円と連動して下落してしまっているという感じですか?」

鳥海「そうですねえ。物価の上昇というのもあるので一概にいえないところですが、現地に行ってからのお金は少ないかな、というのはあります。観光都市でいうとトルコやエジプト、この辺りは、物価が安定しているというか払う金額はそこまで多くない。コロナ前より、場合によっては安く旅できるかなと。トルコ、エジプトは比較的旅行しやすい。遠いですけどアルゼンチンもいいですよ、いまチャンスです」

長野「私も大好きです。ワイナリー巡りとか最高ですね」

鳥海「ワイナリーがあってタンゴがあって、牛肉もおいしい」

長野「なんというか南米のヨーロッパなんです。日本からは遠いですよ(笑)」

鈴木「アルゼンチンに行くと物は安いけど、行くのにお金がかかりますかね?」

鳥海「そうですね。ただ20万円台ぐらいで航空券を買うことはできるので、コロナ前と比べて航空便がすごく値上がりしているわけではない。特に中東経由、エミレーツ航空のドバイ経由やカタール航空のドーハ経由とか、そういうかたちで。昔はアメリカ経由が主流でしたけど、中東経由のほうが安いということも多いんです」

鈴木「カタール航空って非常に評判がいいですよね」

鳥海「はい。スカイトラックスっていう航空会社の格付けでも5つ星といわれて。あと乗換のドーハの空港がすごくキレイで施設が充実しています。アメリカを経由すると、1回入国しないといけないというルールがあるので、中東経由のほうがスムーズに行けるかな、と」

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