米軍横田基地での汚染水の漏出事故について日米両政府が非公表で合意。大竹「これちょっとひどすぎない?」
7月10日(水)、大竹まことがパーソナリティを務めるラジオ番組「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送・月曜~金曜13時~15時30分)が放送。東京新聞の「「PFAS漏れ事故は『非公表』で」アメリカの要求に日本は従い、国民に真実を隠した…政府関係者が経緯明かす」という記事を取り上げ、パーソナリティの大竹まことがコメントした。
米軍横田基地で昨年1月に発生した高濃度の有機フッ素化合物(PFAS)を含む汚染水の漏出事故について、日米両政府が非公表とする方針で合意していたことが、政府関係者への取材で分かった。日本政府は、米軍側から事故についての説明を受けた際、情報を外部に出さないよう求められ、これに従っていた。
この事故は東京新聞が米軍の内部文書を入手して昨年11月に報じ、地元自治体が防衛省に事実関係を問い合わせていた。
政府関係者によると、日本政府は今年3月、日米合同委員会の下に設置されている「環境分科委員会」の会合で、事故の事実関係が記された資料を米軍側から提供された。資料は関係自治体に伝達する方向で調整していた。
ところがその後6月に開かれた分科委の会合で、日米の関係機関は事故を公表しない方針で合意した。米側は事故が報道で表沙汰になった経緯を問題視し、「不正に入手された情報に、公式に情報を出すのは間違っている」と理由を説明、日本政府側は受け入れたという。
大竹「基地側から日本の方に連絡があったわけだ。こういうことが起きてますよって。で、日本側はそれにわかりましたって言ったわけだ。言ったんだけど、これを外側には発表しませんと。日本の政府は知ってたけれど、ここだけの話にしましょう。外には漏らしませんっていう協定をアメリカと結んでたという話だよね」
砂山アナ「そうですね。外に出さない方針で、合意をしていたっていうことですね。アメリカ軍基地の環境汚染問題については日米地位協定の環境補足協定に基づいて、日本政府とアメリカ側が有害物質の漏えいなど、情報を相互に提供することに努めることを規定する。ただ、日本政府がアメリカ軍から得た情報を地元自治体に説明する義務は定められていないとあります。アメリカ側から、これは出さない方向で行こうと言われて、両政府というか、両関係機関が事故を公表しない方針で、合意をしていたということですね」
大竹「で、これが基地内で発生したりしてるんだけど1月の25~6日の基地内のショッピングモールの物販搬入口でこれが発生したと。でも、これが地下水や河川の国内の暫定指針値の5万3千倍に当たる濃度のPFASが出た。5万3千倍。これ、発がん物質の疑いがあると言われてるんだけど、5万3千倍ってどんな数字だ?やばいだろう。これ発表しないのかと。これは、下水や河川にいってる可能性があるってことも、指摘されていたけれど、実際に被害が出るかもしれないっていう話でしょう。それを日米が合意して非公表にしてたっていう話だよね。基地周辺ではこんな問題が起こってるって新聞には書いてあるけども、いろいろな国に日米地協定と同じようなものがあって、毎回言うようだけど、いろいろな国はいろいろなことで、フィリピンでもどこでも、交渉しながら、じゃあここまでにしましょうとかってしてるわけだよ。日本は一切70何年前にできた日米地位協定が1mmも動かず今日まで来てて、一言も文句言ってなくて、揚げ句の果てにこんなことになっている。これちょっとひどすぎるんじゃない?自分が基地周辺に住んでいたとしたら、もちろん騒音問題とか、いろんな問題もこれにプラスアルファされてるとは思うけどね。ひどいなあと。しかもこれは東京新聞がちゃんと一生懸命調べたみたいだね」
砂山アナ「そうですね。アメリカ軍の内部文書を入手して、報じたものですね。一応、アメリカ側はショッピングモールの物販搬入口で漏れてしまったけれども、コンクリートの地面に漏出はしたけれども、基地外へとつながる福生地への排水溝を塞ぎ、地面上の汚染水は拭き取ったため、基地外への漏出はなかったと防衛省に説明しているということです」
大竹「そんなことはわからないよね。地べたに漏れたやつが全部アスファルトだから拭き取った~なんて。一緒に検証しなくちゃ分かるわけないじゃん。向こうに言われるままの話を鵜呑みにしてるっていう話でしょ」
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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