大槻ケンヂさんのビューティフル・メロディーズは・・・?
7月12日(金)に放送されたラジオ番組「ビューティフル・メロディーズ~よみがえる青春のポップス」(文化放送 毎週金曜11時38分頃~)では、
ゲストに大槻ケンヂさんを迎え、思い出の洋楽をお聞きしました。
大槻ケンヂさんのビューティフル・メロディーズは
ハリー・ニルソン『うわさの男』
大槻 この曲は、69年に作られた映画『真夜中のカーボーイ』の主題歌なんです。
この映画を観たのが中3か高1の頃でした。この頃の僕は、名画座少年っていうのかなあ…映画が好きで、
東京都内のいたるところに名画座といって、ちょっと古い映画を2本立てで、映画情報誌や学生証を持っていくと
350円くらいで2本とか観れたんです。そこに僕は、週に2~3回足繫く通っていました。
当時の僕は内向的で暗い性格で、バンドもやっていましたが、友達とうまくいかない、学校生活に馴染めないそんなを思いを解消するためというか、寂しかったんだろうね。
休みになると自転車で名画座に向かって、2本3本と闇の中で映画を観るという事で自分を慰めていました。
沢山の映画を観たんですが『真夜中のカーボーイ』は青春のやるせなさを描いているという点が当時の僕にビリビリときて何回も観ましたね。
主題歌の『うわさの男』は今でもこの曲を聴くと当時のちょっと寂しかった中高時代、
ポツンと名画座の座席に座っていた自分を思い出して、なんだかセンチメンタルなやるせない気持ちになる大好きな曲です。
💡ハリー・ニルソン「うわさの男」は、1968年7月発売。
オリジナルはフレッド・ニールでハリー・ニルソンは1968年7月発売のアルバム
『エアリアル・バレエ』のなかでカバー。
シングルとしてもリリースするが、ヒットせず、ランキングは113位止まり。
💡その後、ハリー・ニルソン「うわさの男」は
映画『真夜中のカーボーイ』の主題歌に起用され、最初のリリースから10か月後の1969年5月に再び世に出ることに。
映画のヒットもあって、「うわさの男」は全米チャートで最高6位を記録、ハリー・ニルソンにとって初のヒット曲となった。
💡映画『真夜中のカーボーイ』の主題歌は、はじめからハリー・ニルソンに決まっていたわけではなく、
ボブ・ディランなど何人かのミュージシャンに話があったそう。
主題歌の話を聞いたハリー・ニルソンは「孤独のニューヨーク」という
別の曲を提出したが、『真夜中のカーボーイ』の監督が映画の編集の時に
仮歌として使っていた「うわさの男」を気に入り、そのまま主題歌となった。
💡ちなみに、1990年9月に発売された筋肉少女帯3枚目のシングル、
『サボテンとバントライン』のなかに、『アメリカンニューシネマ 『真夜中のカーボーイ』が上映されていた』という歌詞が出てくる。
🌸次回7月19日はミッキー吉野さんのビューティフル・メロディーズをご紹介します🌸
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この記事の番組情報
ビューティフル・メロディーズ~よみがえる青春のポップス
金 11:38~11:46
60年代から80年代の洋楽や映画音楽を中心に、リスナーの心に響く青春時代の洋楽を、リスナーと同じ時代を生きてきたゲストの思い出とともにお送りします。ネット社会…