安倍政権の検事長人事 国の不開示決定、取り消し 青木氏「改めて法務省は当時の経緯を文書も含めて説明する責任がある」

安倍政権の検事長人事 国の不開示決定、取り消し 青木氏「改めて法務省は当時の経緯を文書も含めて説明する責任がある」

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6月28日(金)、大竹まことがパーソナリティを務めるラジオ番組「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送・月曜~金曜13時~15時30分)が放送。「定年延長「黒川氏のため」 安倍政権の検事長人事 国の不開示決定、取り消し」という朝日新聞の記事を取り上げ、パーソナリティの大竹まこととジャーナリストの青木理がコメントした。

朝日新聞によると、東京高検検事長だった黒川弘務氏の定年を延長した2020年の閣議決定をめぐり、神戸学院大の上脇博之教授が関連文書を不開示とした国の決定を取り消すよう求めた訴訟の判決で、大阪地裁は27日、不開示決定の一部を取り消した。徳地淳裁判長は判決理由で、「定年延長に関する法解釈の変更は黒川氏のためと考えざるを得ないと指摘した。
朝日新聞「定年延長「黒川氏のため」 安倍政権の検事長人事 国の不開示決定、取り消し」より

青木「定年延長について、改めて振り返ると要するになぜ当時の東京高検検事長の黒川氏の定年を延長したのかというと、検事総長につけたかった。検事総長に黒川氏をなぜつけたかったかと言えば、いろんな評価はあるけれども、政権にとって、どうも都合がいいからだということですよね。今回大阪地裁が、ある種司法の判断として下したわけですけれども、改めて考えなくちゃいけないのは検察という、検事総長人事基本的には人事権は時の政権が持つんだけど、でも、事実上の準司法機関として中立、特に政治の操作もする検察人事にまで手を突っ込んでいた、突っ込もうとした。結果的に、賭け麻雀をやってて、文春に書かれて失脚しましたけれども。この安倍政権やその政権の在り様みたいなところっていうのは改めてもう1回考えなくちゃいけないし、元々あれなんですよね。神戸学院大の上脇教授が公文書出せっていうふうに法務省に迫ったら、法務省がいやそれは出さないっていうことを言って、おかしいじゃないかっていうことだったので、改めて法務省はちゃんとその当時の経緯とかを文書も含めて説明する責任があるんだろうなという気はします」

室井佑月(パートナー)「この上脇さんって教授立派だね。こういうふうな入り方で1人でやったわけでしょう」

大竹「そうだね」

室井「どういうふうに言ったって、森友加計学園とか桜を見る会のことって疑惑でしかなかったわけじゃん」

大竹「今回のこれもあれだよね。政権が法を変えようとしたと。そういう話だよね」

青木「当時の経緯を振り返ると検察官の定年延長、一般の公務員と違って検察官は定年延長はないんだっていうのがそれまでの法解釈だったんですね。ところが安倍政権は閣議決定で解釈を一方的に変えちゃって、その上にさらに法改正をしようとしたっていうことですよね。だからそれ自体が、ある種大竹さんがおっしゃった法の解釈を変えちゃうというのは、それも一政権の閣議決定で変えちゃうっていうのは、事実上法を変えたに等しい」

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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