【音現場から・ミキサー裏話】ラジオスタジオのミキシングで重要なことは?

【音現場から・ミキサー裏話】ラジオスタジオのミキシングで重要なことは?

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文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中のコラム「音現場から・ミキサー裏話」。番組の工場=スタジオ、その周辺にまつわるさまざまな話題を技術部員がご紹介。番組やイベントの裏話も盛りだくさんです!

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●6月21日(金)配信

ラジオスタジオでのミキシングで重要なのことはなんですか?と質問されたら、どう答えようかなと考えてみるといくつかあり……

〇出演者のバランスをきちんと調整すること
出演者の声量は皆さん異なり、マイクからの距離も人それぞれ。キチンと調整しないと聴きづらくなってしまいます。

〇BGMのレベル
場面によってBGMの効果的なレベルは異なります。
例えば出演者がカフェで会話をしているという想定の場合はかなり低めにミックスするとか、番組エンディングテーマは終了時間に合わせて徐々に大きくしていく等の演出が必要です。

〇フェードアウト
楽曲をフルコーラス聴かずに、途中でフェードアウトすることがよくあります。楽曲のテンポや雰囲気に合わせて美しくフェードアウトすることは、スタジオミキシングで一番重要かもしれません。番組のエンディングテーマを決められた終了時間に合わせてキレイにフェードアウトすることはとても重要でテクニック&センスが必要です。
他にもリバーブやエコーのかけ方等いろいろありますが、先ずはこの3点かなと思います。リスナーの皆さんもちょっと気にしながら番組を聴いていただけると嬉しいですが、本当に上手いミキサーは皆様にそんなことを気にさせず、気分よく番組に没頭していただけるミキシングをする方なのです。

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