能登半島の長期断水、WOTA株式会社は「水循環型システム」を投入、被災者に温かなシャワーを。
毎週日曜朝5時5分からお送りしている「防災アワー」
防災をもっと身近にもっとわかりやすく生活目線でお送りしている番組です。
先月、東京ビッグサイトで開かれた「自治体総合フェア2024」
石川県珠洲市の泉谷満寿裕(いずみや・ますひろ)市長とWOTA株式会社の前田瑶介(まえだ・ようすけ)社長との講演会が行われました。
WOTAは断水した中でも温かいシャワーが使える水循環型シャワー「WOTA BOX」と水循環型手洗いスタンド「WOSH」を合わせて約300台、日本財団と協力して、珠洲市を含む能登半島の被災地に提供しました。
能登の避難所の84%にこの「水循環システム」が導入され、シャワーや手洗いに活用されたとのことです。
能登半島地震から6か月、いまだ断水している地域もあり、全半壊した建物の公費解体もなかなか進んでいません。
復旧・復興にはまだまだ長い時間がかかりそうです。
きょうの「防災アワー」は「池袋防災館」で行われた「親子防災体験」の様子をお伝えしました。
地震コーナーでは、東日本大震災で起きた震度7の揺れを体験。
菱山インストラクターは、日本が地震大国であること、東日本大震災の揺れについて、また、いかに身を守るかなどをわかりやすく解説してくれました。
1年間に日本国内で起きる震度1以上の地震は1000回~2000回程度。去年2023年には2227回発生しました。
いつどこで起きるかわからない地震、備えをすすめておきましょう。
池袋防災館で地震体験や煙体験をしてみようという方はHPから予約してください。
また、予約なしでも、空いていれば体験できるということです。
聞き逃した方はradikoで、ぜひお聞きください。
気象予報士 防災士 都庁・気象庁担当記者 伊藤佳子