【西武】「毎日が勝負」蛭間拓哉選手インタビュー 「ほかの人がやっていない時にどれだけ自分ができるか」
5月23日放送のライオンズナイターでは、ピックアップライオンズで埼玉西武ライオンズの蛭間拓哉選手にインタビューした模様を放送した。1軍への定着に必要だと思うポイントについて訊いた。
――1軍に昇格から2週間ほど経ちましたが、ここまで試合に出ていて手応えはいかがですか?
蛭間「毎試合最高のパフォーマンスを出さなければいけないと思っていますし、めちゃくちゃ状態がいいわけではないのですが、試合の準備だったり、その日の試合の反省というのがしっかりできているので、結果が少しずつ出ているのかなと思いますね」
――今シーズン初の1軍の舞台は、ホームのベルーナドームでした。「2億4千万の瞳」(郷ひろみ)を登場曲でかけていますが、「ジャパン!」の掛け声はだんだんと大きくなってきていますね。
蛭間「そうですね。ヒーローインタビューで言ってからはかなり聞こえるので、すごく力になっています」
――ファンのみなさんも「ジャパン!」の出しどころが分かってきた感じですか?
蛭間「そうだと思います」
――「2億4千万の瞳」の流す部分というのは指定しているのですか?
蛭間「去年指定した部分が今年も続いている感じだと思います」
――だんだんと「ジャパン!」の掛け声もベルーナドームの名物になっていく感じがしますけど。
蛭間「ありがたいですね」
――今シーズン2年目ということで、開幕1軍やレギュラーというのを強く意識したシーズン前だと思ったのですが、残念ながらそれは叶いませんでした。かなり悔しい気持ちがあったんじゃないかと思うのですが?
蛭間「めちゃくちゃ悔しかったですし、オフシーズンにやってきた練習やトレーニング、食事も含めてもう1度見直さないといけないなというのはすごく感じましたね」
――それを踏まえて、ファームの試合ではどういうことを意識してこれまで取り組んでこられたのでしょうか?
蛭間「正直バッティングが自分の思っている動きと実際の動きの映像や感覚がめちゃくちゃズレていて、『これじゃ打てないな』という感じだったので、結構悩んだというか苦しんだ感じはありますね」
――その感覚と動きがズレていたというのは、去年のシーズン中からあったのか、今年改めて実戦に臨んでみて気づいたのでしょうか?
蛭間「今年いざ実戦となった時に全然感覚が違ったので、『あれ、どうしたんだろう』という感じでした」
――キャンプの時は、感覚と動きのズレは感じようがなかったということですか?
蛭間「本当にその通りで、自分としては実戦にならないと分からなかったという感じですかね」
――それではいざ実戦になってみて、結構パニックになったんじゃないですか?
蛭間「そうですね。オフシーズンで振り込んできましたし、それなりに自分も『今年はやってやる』という気持ちでいたので、実戦で全然感覚が違うとなった時は結構焦りましたね」
――1軍へ戻ってくるまでに、コーチからのアドバイスであったり、どんなことをされてきましたか?
蛭間「まずは上半身のトレーニングを去年のシーズンから始め、今年のキャンプまでやっていたのですが、上半身が硬くなって肘に負担がかかったり、イメージしているバッティングと全然違ってしまったので、とりあえず上半身のトレーニングをやめた感じです」
――いろいろもがいて1軍の舞台にようやく立ちました。これから1軍に定着、あるいはレギュラーを取るために自分がもっと頑張らなければいけない、必要なポイントはどのあたりだと考えていますか?
蛭間「走攻守すべてにおいて、まだまだレギュラーというほどの実力はないですし、本当に毎日が勝負だと思っています。ほかの人が練習をやっていない時にどれだけ自分ができるかだと思うので、しっかり取り組んでいきたいなと思います」
――ファンの方も、蛭間選手のプレー、明るい笑顔を楽しみにしていると思います。最後にファンのみなさんへ力強いメッセージをお願いします。
蛭間「自分の役割というのはやっぱりチームを盛り上げたり、鼓舞することだと思っているので、今はなかなかチームが勝てなくて苦しい状況ですけど、元気を出してチームを盛り上げていけたらいいなと思います」
※インタビュアー:文化放送・高橋将市アナウンサー
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