G7の中で貧困率が一番高いのは日本
G7の中で一番貧困率が高いのは日本だという。5月21日の「大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)」では、経済学者の橘木俊詔に今の日本の状況を聞いた。
大竹「今の日本の状況を橘木さんはどのようにご覧になっていますか?」
橘木「アメリカほど格差はないです。アメリカの経営者は何兆円という所得を貰ってますよね」
大竹「そうですね」
橘木「日本の経営者はそこまでひどくないんですが、日本の問題は経営者、資本家よりも貧困者が多いということ」
大竹「貧困の人が多い?」
橘木「例えばG7の中で相対的に貧困率が一番高いのはなんと日本です。アメリカよりも貧困者の比率が高いんですよ」
大竹「そうなんですか。この問題が今、日本を覆っている。そうなってくると、これを是正しなくてはいけません。日本には金融資産を保有してない家庭がたくさんあるそうですね?」
橘木「34.5%が資産ゼロ。所得がなくなったら、すぐに食い扶持に困る人です」
大竹「現状、日本には金持ちはどれくらいの割合いるんですか?」
橘木「日本の金持ちはアメリカほど高所得者じゃないし、高所得者の比率も7~8%です。アメリカみたいに20%という高い比率じゃないから、高所得者に注目したら日本はそう深刻ではないです。貧困者の比率が高いっていうのが日本の深刻さの現れなんです」
この他にも番組では橘木俊詔が日本が抱える貧困者の問題について語っています。もっと聴きたいという方はradikoのタイムフリー機能でお聴き下さい。
「大竹まことゴールデンラジオ」は平日午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
※タイムフリーは1週間限定コンテンツです。
※他エリアの放送を聴くにはプレミアム会員になる必要があります。