「もしかして大きな戦争を想定している?」大竹まことが政府に感じる“違和感”とは

「もしかして大きな戦争を想定している?」大竹まことが政府に感じる“違和感”とは

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お笑いタレント、大竹まことが同世代や全世代の男女に向けてお送りしているラジオ番組『大竹まことゴールデンラジオ』(文化放送・毎週月〜金曜13:00~15:30)が5月20日に放送され、PHP新書から発売中の『国民の違和感は9割正しい』を著した、国際ジャーナリストの堤未果がゲストに出演。本の内容について伺った。

大竹「今回の御本は『国民の違和感は9割正しい』。帯には『裏金、新NISA、大増税…カラクリを知り、身を守れ!』と書かれています。いろんな違和感、おかしいなと、みんなが思っています。経済、経済って総理が言ってるのに、経済が上がっても給料は上がってもいないんじゃないか、何でだと」

「違和感ですね」

大竹「能登がずいぶん手間取ってる感じもあるありますよね。対策の遅れも聞こえてきますよね。私達がちょっとおかしいなあと思った時は、何か『勘』みたいなものが私たちの中で働いてるっていうふうに考えてよろしいですか?」

「虫の知らせという言葉がありますよね。だいたい私たちが理屈じゃなくて、なんとなくモヤッとしたりザワッとしたりしたことって、後になって「やっぱりね」と分かる。だいたい正しいんですよね」

大竹「御本では、能登半島地震の被害や行政の対応について、なんかおかしいなという違和感に触れていますが、ここはどんなことになっているんですか?」

「それまでの熊本とか東日本大震災とかに比べて、対策がなんとなく遅いと、国民の皆さんも感じたと思います。お水のこととか、それから太陽光パネルもすっかり危険物みたいになって置きっぱなしで。未だに体育館に避難している方がいるとか、先進国で地震大国なのになんでこうなのかなと」

大竹「思いました」

「他に何か忙しい事あるのかな、みたいな違和感ってありましたよね」

大竹「最初の違和感は、石川県の知事は何してるのかなって思ったんですけど」

「知事が実際に、例えば現地にいなかったり、もたもたしたりして、いろんな非難があったんですけども、今どうなっているかを見ると、知事に対してリコールが起きている。それも何十万人という前代未聞の数の人が署名活動をして、もう知事をやめろみたいになっている。その時に政府が何をしてたかっていうと、みんなの怒りが1人に向かう時っていうのは、法律を変えるチャンスなんですね。私たちは人に対して注意が集まる時は感情的になるんですよ。「あの知事は何をやってんだ」とか「もたもたしやがって」と腹が立つんですね。その間に国会では新しい法律がどんどん進んで閣議決定された。その法律が何かというと、緊急事態があった時は中央政府が指示を出しますから、知事はこっちの指示に従って勝手な事をしないようにというものです」

大竹「そうですね」

「私たちが知事に対して腹が立っていたら「そうだよ」と思いませんか?」

大竹「思いますよね」

「これは地方自治法という法律の改正なんですけれど、日本人にとって非常に大事で、政府がやりたい放題やってる中で、47都道府県が「おかしいな」と思ったときに、今は「ちょっとウチは一旦立ち止まります」「ちょっと様子見ます」って言える状態になってるんです。つまり国と自治体は今対等なんです。これを緊急事態が起こったら対等じゃなくする。では緊急事態とはどんなことかというと、まあ自然災害なんですが、しょっちゅう起きていますよね。コロナだってあるし。そのたびに「地方自治体は国の下になってね」という、これは危ないんですね。もう一つ、実は今の法律でも充分できるんです。災害対策基本法というのがありまして、今の法律を変えなくても、緊急の時は指示ができるんですね。じゃあ、なぜわざわざ今やるのか」

大竹「もしかして、大きな戦争に飲み込まれて行ったりするような時は、地方よりも国がすべてを仕切り始める、みたいなことも想定されるってことですか?」

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「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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