従来モデルよりもさらに会話が自然に!?最新の生成AI事情
5月17日(金)、ニュースキャスター長野智子がパーソナリティを務めるラジオ番組「長野智子アップデート」(文化放送・15時30分~17時)が放送。午後4時台「ニュースアップデート」のコーナーで、メディアコンサルタントの松浦シゲキ氏を招き、最新の生成AI事情について話を伺った。
鈴木敏夫(文化放送解説委員)「先日、OpenAI社がSF映画のように流暢に会話する生成AI『GPT-4o』を発表して世界に驚愕を与えています。そしてGoogle社も『Gemini 1.5 Pro』という生成AIを開発しました。どこもとんでもない“生成AI競争”になってます」
長野智子「へぇ〜!生成AIっていうのはもう随分浸透してきてますけど、今回のポイントはどういうところなんですか?」
松浦シゲキ「たとえば(生成AIに向かって)『音楽を作ってください』と言うと、生成AIが考えたアウトプットとして音楽が出来上がるみたいな流れがあると思うんですけど、作るところが今までだと時間がかかったのが、非常に速いスピードで応えられるような形になりました。なので、たとえば『こんにちは』って言ったらテキストですぐに『こんにちは』って返ってくるのも、以前は時間がかかったんですね、ちょっとだけ。それが自然なスピードで応対できるような形になってきました」
鈴木「恥をしのんでお伺いしますが、『AI』と『生成AI』って違うんですか?」
松浦「生成AIは文章を作ったり、画像を作ったり、音楽を作ったりみたいな形です。作るところに特化したものを『生成AI』って言ってもいいかもしれません」
鈴木「作ってくれるから『生成』なんだ。はぁ〜」
長野「そして(最新の生成AIは)スピードがやたら速くなって、反応が良くなってるということですね」
鈴木「もうびっくりしましたね、OpenAIの『GPT-4o』っていうのはね」
松浦「そうですね、スマホで話しかけたらテキストに変換されて、考えてすぐにテキストがアップデートされて、それがすぐ音声に変換されて手元に返ってくる」
鈴木「しかも褒めたらちょっと恥ずかしがったりとかね(笑)」
松浦「その判断のところってルールが固定化されていると、前から(反応速度は)速かったんですよ。たとえば将棋はルールが決まってるじゃないですか。インプットに応じて決まったルールがあって、すぐ判断できるから、これはもう人の領域を超えちゃっていると。名人よりも強いですっていう状態。でも、いろんなテキストのインプットや話しかけ方もあるじゃないですか。(従来モデルは)そこのバリエーションが少なかったんですけど、(最新モデルは)これがどんどん発展していっているので『感情を返す』という形でも反応ができるようになってきたというイメージですね」
長野「なるほど。だから恥ずかしがっちゃうのね」
「長野智子アップデート」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時、文化放送
(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間
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この記事の番組情報
長野智子アップデート
月~金 15:30~17:00
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