月100万円の旧文通費…使途公開を岸田総理が検討「普通の会社みたいにやって!」
5月6日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、月曜コメンテーターで経済評論家の上念司さんと番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーが、旧文通費を巡る報道について意見を交わした。
岸田総理を揶揄する一部報道に「大いにすり寄ってもらいたい!」
岸田総理は日本時間のきのう午前、訪問先のブラジル・サンパウロで記者会見し、派閥パーティー収入不記載事件を受けた政治資金規正法改正や「調査研究広報滞在費」(旧文書通信交通滞在費)の使途公開に関し、帰国する日本時間のきょう午後に自民党政治刷新本部メンバーと協議し、方向性を決めると明らかにした。自民党は、国会議員に月額100万円支給される旧文通費の使途を公開する方向で検討している。岸田総理は「早期に結論を出せるよう、各党と議論を行っていく」とも述べた。
寺島アナ「上念さん、これはどういうふうにお考えですか?」
上念「これは『維新』がずっと言ってたもので、普通の企業は領収書を要求されて誰とどこ行ったか、ちゃんと書かなきゃいけないじゃないですか。それぐらいのことやったらっていうことなんですよね。この100万円は領収書がいらないお金なんです。どんな風に使っても、報告義務もないんです。それはおかしいでしょう、と言ってたんですよ。その『維新』に岸田さんがすり寄ってくるみたいな感じで、さっそく揶揄する左派メディアが出てきてるんですが、でも、すり寄ろうがなんだろうがいいことですよね」
寺島「ええ、やるべきですよ」
上念「いいことだから、なんでそういうネガティブな表現でしか捉えられないのかと。左派メディアの方がおかしいんじゃないかと思いますけどね。だから大いにすり寄ってもらって公開したらいいじゃないですか」
寺島「一番国民が納得する方向に持ってもらいたいですね」
上念「普通の会社並にやってもらえば何も問題ないわけですよ。でもこの間の不記載問題もそうですけど、政府とか政治家の中の常識でなんか、ちゃんとやらなくてもいいみたいなものがまだ残ってるんですよね。普通の会社だったら、期限を守るとか、領収書を出すとか、誰とどこ行ったか書いておくのは当たり前じゃないですか。それを普通の会社みたいにやったらどう?ってだけの話なので、大いに進めたらいいんじゃないですか」
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