独身で単身者の50代女性のうち8割が借家住まい
今、50代以上の単身者で借家住まいの方が増えているという。4月30日の「大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)」では、「老後の家がありません」という本の著者でフリーライターの元沢賀南子さんが中高年の女性の住宅事情の現状を語った。
元沢「今、これまで働いてきて厚生年金を貰っている女性の平均が年190万円なんですね。でも190万円しか年金貰ってないわけですよ」
大竹「はい」
元沢「そうすると、どれくらい家賃に回せるかっていうと家賃分が25%だとしても、どこに住めばいいんですかって感じですよ。もちろん探せばありますよ。“古い”とか“駅から遠い”とか、でも今、多分働いて住んでらっしゃる方って都内だと家賃10万円くらいのところに住んでると思うんですよ。そういう方々が自分が年金生活になったら家賃の安いところに移り住まなきゃいけないのかと思うと多分ショックだと思うんですけど」
大竹「はい」
元沢「でも今現在、厚生年金を貰ってる方が190万円しか貰ってないってことは将来年金がどうなるかわかりませんが、多分今貰ってる人より多く貰えるとは思えないんですよね」
大竹「そうですよね」
元沢「しかも、そもそも女性の年金が少ないのは男女賃金格差があって、現役時代に賃金が少ないわけだから、そりゃ貰えるのも少ないですよね。ですので多分同じ単身者でも独身の男性は年金暮らしになっても何とかなるかもしれないけれど、独身の女性は何ともならないだろうっていう未来が透けて見えるわけです」
大竹「はい」
元沢「かつ今、私と同世代の女性は3割がバツ1、またはずっと独身。独身で単身者の50代女性のうち8割が借家住まいなんですね。この人たちがみんな65歳を過ぎた時に一斉に家に困ることになったとしたら、どうなるんだろう。政府は考えてるのかなって思っちゃうんですけれども」
この他にも番組では元沢賀南子さんが中高年の女性が年金暮らしになった時の住まいについてわかりやすく話しています。もっと聴きたいという方はradikoのタイムフリー機能でお聴き下さい。
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