笑顔で「打ててよかったです。」交流戦男おかわりくんが通算78発207打点【5月28日(金)西武7-10阪神】

追いついて追いついて追いついて、交流戦男の一発で試合を決めた…はずだった。

ライオンズは2点を追う5回、呉念庭、スパンジェンバーグの連打で突破口を開くと、若林が同点のタイムリー。髙橋光成が「もっと慎重に投げるべきだった」と直後に2者連続HRを許すも、その裏、すぐに森がお返しの6号ソロ。「光成に髪の毛をどんどん伸ばしてほしいと思ってますので！」という呉念庭の2ベースで再び同点に追いついた。

3度目の勝ち越しを許して迎えたラッキー7も若林、森の連打で三度同点の5-5。なおも無死2塁、2ストライクから144キロ高めの直球を捉えてライトポール際に美しいアーチを描いた。今季2度目の猛打賞、交流戦通算78発207打点は歴代トップ独走。最高の場面での一発に、笑顔で「打ててよかったです。」と振り返った。

8回には誰もが待ち望んだ平良海馬vs佐藤輝明が実現。153キロの直球で空振り三振に斬ってとり、天を仰ぐ佐藤に解説の東尾修氏も「この表情が見たかった！」といちファンのように夢の対決を楽しんだ。

しかし虎の怪物ルーキーはこのままでは終わってくれなかった。9回、ギャレットの直球を完璧にとらえ、この日3本目のHR。佐藤輝明に悪夢をみせられたライオンズ。明日は今井が同世代の怪物に牙をむき、ねじ伏せてみせる。
 
【5月28日(金)17時55分～21時30分ON AIR】
解説：東尾修さん
実況：長谷川太アナウンサー