【水谷加奈の劇場型恋愛体質】時給500円
文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中のコラム「水谷加奈の劇場型恋愛体質」。水谷アナが、日々の生活で感じたことを心のままに綴ります。
―4月12日(金)配信分―
前回、水漏れ対応の件で思わず「責任者出てこーい!」と叫びたくなったわけですが、
最近、責任者不在のことが多すぎませんか。
何かあってコールセンターに電話しても機械音声が流れてくるだけのことが増えたし、
オペレーターにつながっても埒が明かなかったりたらいまわしにされたり……。
不必要に文句を言うクレーマーが増えたために音声対応が多くなったのもわかりますが、
そのせいで本当に困っている人が途方に暮れてしまうという悪循環。
コールセンターの人は悪くないしねえ……。
さて。先日コーヒーショップに入ったときのこと。
席に座ると足元に髪の毛やパンくずが落ちていて汚い……。
店の隅に目をやると雨が降ってきたとき入り口に出すビニールの傘袋が無造作に押し込められていて……。
掃除や整頓に手が回らないのかというとそれほど混んでいるわけでもなく、
カウンターの中にはバイトと思われる若い女性が3人、ぼーっと立っています。
見たところいわゆる【店長】という存在がいない様子。私が店長(=責任者)だったら、
「ほらほら、手が空いているときに掃除したり片付けたりして!」
と言ってしまいそう。
学生時代喫茶店でバイトしていたときは、バイトといっても厳しく指導され細かく教育してもらいました。
「仕事は自分で探す!まず動く!」
と。同時に、
「一生懸命やっていればどこかで必ず見てくれている人がいる」
とも。今考えると本当に良い体験でした。ちなみに当時の時給(40年前)は500円!安っ。
若い人に指導するときも言い方によってはパワハラと言われてしまう世の中です。
ホント、やりにくくなってしまいました。
時給500円時代が懐かしい……。