「本当なら『やめよう』と言わなければいけなかった」議員に離党勧告?…裏金で自民約40人処分へ

「本当なら『やめよう』と言わなければいけなかった」議員に離党勧告?…裏金で自民約40人処分へ

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4月1日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、月曜コメンテーターで経済評論家の上念司さんと番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーが、自民党議員の裏金問題について意見を交わした。

5人衆のうち4人に離党勧告か

自民党は、派閥の政治資金規正法違反事件を巡り、派閥パーティー収入の還流分の政治資金収支報告書への不記載が確認された安倍、二階両派の議員82人のうち、約40人を党紀委員会で処分する方向で調整に入った。派閥で指導的な立場になかった中堅・若手などでは、2018~22年の5年間の不記載額が500万円以上の議員を対象とする方針だ。派閥での役職や不記載額などによる処分の線引きを検討してきた党執行部は、「派閥運営に影響力を持たず不記載額も少ない議員は党紀委の処分は不要」との結論に至った。党紀委処分の対象としない議員は、幹事長注意などの対応を検討する。党紀委員会は、茂木幹事長が4月1日にも招集を要請し、4日にも処分が決定される見通しだ。

寺島アナ「上念さん、これはどうご覧になりますか?」

上念「まず処分の対象にならなかった人たちは恐らく若手が多いと思います。パーティー券もそんなに売れず、ノルマも達成できなくて、キックバック額もすごく少なく、なおかつ右も左も分からない新人なので、「うちはこういうふうにやってる」と言われたら「ああ、そうですか」と従うしかたなかったと思うので、そういう人たちを処分するというのはちょっと可哀想かなということで処分対象から外したんじゃないかなと。幹事長注意などの対応になる議員は、額は多少多いけど、そういう決まりに逆らって「キックバックはいりません」とはできなかったので、こういう対応なのかなと思います。で、重い処分になる人というのは、恐らくやめようと言っていた安倍さんが亡くなって、本当だったら『やめなきゃまずい』と言わないといけなかった人たちが、離党勧告みたいな厳しい処分になるのかなと思います」

寺島「そうですね。一番重い処分は『除名』、その次にが『離党勧告』です」

上念「コロナの真っただ中に銀座でパーティーやって処分された人が『離党勧告』で、それとの釣り合いを考えなきゃいけないので、恐らく同じぐらいの処分を食らわすということでしょう。いわゆる5人衆といわれているうち4人が食らうんじゃないかと言われていますね」

寺島「お話に出た4人は、塩谷元文科大臣、下村元文科大臣、西村前経済産業大臣、世耕前参議院幹事長で、4人全員か一部に対して党の規律規範で2番目に重い『離党勧告』を科す方針だといわれています」


「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~9時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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