トランプ前大統領「中国車に100%関税」発言に専門家が指摘…日本も気をつけたほうがいい
3月18日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、月曜コメンテーターで経済評論家の上念司さんと番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーが、トランプの動向について意見を交わした。
早くも外交が始まっているような感じです
アメリカのトランプ前大統領は16日、中西部オハイオ州の集会で演説し、11月の選挙で大統領に返り咲いた場合は、メキシコで生産される中国メーカーの車に「100%の関税を課す」と表明した。北米の通商協定「米国・メキシコ・カナダ協定」に基づき、メキシコから米国に輸出する車に関しては条件付きで関税がゼロとなっている。トランプ氏は中国の習近平国家主席を名指しし、関税が優遇されているメキシコで中国メーカーがアメリカ人を雇用せず、製造拠点を整備しようとしていると非難した。
寺島アナ「トランプ氏のこの発言ですが、上念さんはどう受け止めますか?」
上念「まあ他にもこういう発言してますからね。チャイナの関税を一律に倍にするとか、かなり攻撃的な発言をしているので、そういうのとは整合性がとれてるんじゃないですか?だから、関税逃れをやろうと思っても「見てるぞ」みたいな、早くも外交がはじまってるような感じですね」
寺島「今回の100%関税を中国メーカーの車に課すというのは、アメリカ人を中国メーカーが雇用していないことに関係しているのでしょうね」
上念「そうです。「〇〇が盗まれたシリーズ」で、雇用が盗まれたみたいなことを言ってますので、それで中国が名指しされているということだと思います。でも日本も気をつけた方がいいんですよ。トランプの頭の中って80年代で止まっているので、昔は日本に対して同じように「雇用を盗まれた」って言ってましたからね。だから、こっちに批判が向かって来る可能性もあるので気をつけなくてはいけないですね。」
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