季節の変わり目の体調不良のケアにはカラオケの熱唱がおススメ!?
くにまる食堂内で3/5からスタートした「ホクトpresents きのこで菌活~カモン健康!」。きのこを食べて体の内側から「健康」になる方法について、「日頃の生活の中で気になる健康」をテーマに、毎週、その道の専門家に話を聴く。
今週は、『本郷赤門前クリニック』院長で医学博士の吉田たかよし先生に「季節の変わり目の体調不良のケア」について聴いた。
吉田先生曰く、体調不良の原因は気温や気圧の変化に自律神経が付いていけないこと。では、自律神経をととのえる方法とはいったい何なのか。
野村邦丸「自律神経を整える簡単な方法はありますか?」
吉田たかよし「是非、心掛けていただきたいのは週末も同じ時間に起きること。週末に朝寝坊しますと、起きたらかえってだるいという方は多いと思うんですけど、これはサーカディアンリズムという1日のリズムが乱れてしまって、それで自律神経が調子が悪くなってしまうということなんですよね。それから、カラオケの熱唱も対策としてこれお勧めでして」
邦丸「なんで?」
吉田「自律神経は感情と連動していて、歌で感情を吐き出すとバランスが整うんですよね。さらに、お腹から声を出すことにも効果がありまして、歌は苦手という人は腹式呼吸で「吸って吐いて」をそれぞれ5秒ずつ繰り返す。これを5分から10分程度実践することで、交感神経と副交感神経のバランスを整えることができます」
邦丸「たかよし先生、食事はどうですか?」
吉田「まずバランスの良い食事を心掛けること。偏った食事を続けていると栄養も偏ってしまって、だるさや疲労の原因となってしまいます。中でも、きのこ大好きなドクター吉田としておススメする料理がありまして、これがきのこたっぷりクリームスパゲッティなんですよ。エリンギとか舞茸とか、ぶなしめじをたっぷり使用する。こういうキノコの栄養成分は乳製品と相性が抜群なんです。どういうことかといいますと、腸は、体内で自律神経が集まる場所なんです。だから腸内環境を整えると自律神経を整える効果も出てくる。きのこには、「食物繊維」と「βグルカン」が豊富に含まれていますよね。腸の中で、善玉菌のエサとなって善玉菌を育てたり増やしたり、あと老廃物を絡めとって排出を促すことで、腸内環境を整えてくれる。あと「βグルカン」は免疫細胞に直接働きかけて活性化する働きもしてくれるんですよね」
邦丸「先生、きのこには「食物繊維」それから「βグルカン」が豊富に含まれてるんですよね」
吉田「そうなんです。さらに、「脳腸相関」というんですけど、腸は脳と密接につながりあっていまして、腸内環境を整えることでメンタルがポジティブになったり、ストレスの緩和にも結びついてくれるんです。乳製品に含まれる「トリプトファン」という成分。これはストレスを緩和して、幸せホルモンとも呼ばれているセロトニンの材料になります。きのこの「βグルカン」と相性がとてもいいので、心の健康にも大きな影響を与えてくれます。だからきのこたっぷりクリームスパゲッティのように乳製品ときのこの組み合わせ。これはとてもおすすめです」
「くにまる食堂 ホクトpresents きのこで菌活~カモン健康!」は毎週火曜日朝11時半ごろ、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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