「俺が借金すればいいから(笑)」大川興業・大川豊総裁が語るお笑いと福祉

「俺が借金すればいいから(笑)」大川興業・大川豊総裁が語るお笑いと福祉

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3月14日「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送)に大川興業総裁、大川豊さんが登場。新刊『大川総裁の福祉論! 知的障がい者と“食う寝るところ、住むところ”』も発売中の大川さんが、お笑いや福祉について語った。

大竹まこと「(大川豊さんのかつての著書)『金なら返せん!』っていう本が出たときは『やられた!』と思った(笑)。この手があったか、って。借金でメチャクチャになっているとき、開き直って。売れたでしょう?」

大川豊「おかげさまでベストセラーになりました(笑)。バブル崩壊でみんな借金まみれのときに、奨学金がんばって返しているよ、とかそういうことが身近に思われて大人気に」

大竹「今回は福祉の本(『大川総裁の福祉論!』)をお出しになった?」

大川「そうですね。大川興業のすっとこどっこいというライブをもう36年近くやらせていただいていまして。フリーだろうが他の事務所だろうが関係なく出られるんですね。そのライブをいわゆる障がいをお持ちの方、ホーキング青山が観にきていて。あいつは非常にしゃべりがうまかったんですよ。客席で観ていろんなことを言えるなら、そういったことを自己表現しなさいと。1994年でしたかね、すっとこどっこいで、障がい者でありながら芸人デビューを果たしたことがありまして」

大竹「すごい!」

大川「当時はタブー中のタブーだったんですよ。まだ乙武(洋匡)くんもデビューしていなかった。障がい者を差別するんじゃないか、お笑いの題材にするってどういうことだ、みたいな声がウワーッとあったんです……」

大竹「(さらにホーキング青山さんとのエピソードを聴いて)大川さんにとって、すっとこどっこいライブから、今回の福祉の本まで地続きなんだね」

大川「そうです。ホーキング青山も一緒に出ているのがくりぃむしちゅーだったりキャイ~ンだったり。ちゃんとしたプロの中で揉まれている、ということがすごく大切で。いまお笑いが、スクール代と、あとチケットノルマ代とかあるんですよ。スタートアップができない」

はるな愛「やりたくてもできない人がいる」

大川「ウチだけは俺が借金すればいいんだから(笑)。俺さえ借金すれば、あとはみんな自由にお笑いをできる、ということでやらせていただいています」

大竹「行く先々の福祉施設で、大川さんの借金を心配してくれる利用者の方がいるって聞いた(笑)」

大川「そうなんですよ。『行くところがなくなったら、部屋が空くよ』って言ってくださいます(笑)」

大竹「突っ込みますけど、借金はまだ減っていない?」

大川「全然減っていないんですよ(笑)」

大竹「じゃあこの本もぜひ、借金返済の一部に!」

大川「ちゃんと返していますんで(笑)」

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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