セクシーダンス懇親会の言い訳に多様性、ダイバーシティ…小島慶子「何でもいいから女の人を盛り上げれば多様性を尊重したことになる思い込み。実はいろんなところにある」
3月12日大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)で、セクシーダンス懇親会について、武田砂鉄と小島慶子が自民党議員の多様性の勘違いに触れた。
番組では朝日新聞の政界地獄耳から昨年11月18日の党本部青年局の国会議員や近畿2府4県の若手地方議員、党関係者ら約50人が参加した青年局近畿ブロック会議後の懇親会という名の、らんちき騒ぎについて取り上げた。参加していた藤原崇、中曽根康隆両衆院議員が党青年局の役職をいずれも辞任。この懇親会を企画した県議の川畑哲哉は「本年度は多様性、ダイバーシティーというところをしっかりとテーマに」としていたが11日、離党届を提出した。
自民党幹事長代行・梶山弘志は「費用については、公費は出ていないということだけは確認できております」としたが、政治活動費は全くのブラックボックスで、その確認をする証明などできないはず。結局自民党は、東京地検にさえ捕まらなければ、政治的責任も道義的責任もあると言うものの、実態はないと考えているのだろう。
大竹「ここまでで砂鉄さんご意見はありますか?」
武田砂鉄「この和歌山の懇親会。公費は出てないというけれども、朝日の社説に出てますけど、政党交付金を受け取っていて、金に色が付いていないのであれば、議員が税金でハメを外しちゃったという非難は逃れまいというふうに書かれています。公費からは出ていないという言い分は、そうだったんですかというふうにうなずけるものではないですし、この県議の川端氏に開催の理由を聴いたら、「多様性、ダイバーシティーっていうところをしっかりとテーマにした」というのが、こういう感覚で、本当に言い訳として、なんとか絞り出したっていうところなんでしょうけれども、この言葉を使っておけば何とか事が収まるんじゃないかと思っているあたりが本当にこの言葉を理解しようとしてないことの現れなのかなというふうに思いましたね」
大竹「どうもすいませんでしたって、言えばいいじゃんね」
砂鉄「そうですね。その上できちんと対応すればいいんでしょうけれど、その場でも、逃れられないかっていうのは、諸先輩方から見習ってるのかもしれませんけどね」
大竹「小島さんはいかがですか?」
小島慶子「そうですね。多様性っていうのは、何か多様性と包摂性とは何かってことに全く興味もなければ理解もしていないし、価値観に対する敬意もないってことはこのコメントから出てると思いますけど、何でもいいから女の人を盛り上げればそれは多様性を尊重したことになるって思い込み。実はいろんなところにあると思います。もしかして皆さんも無意識のうちに、女の子をかわいいって褒めそやすとか、お花持たせて写真の中心に立たせることが女性を尊重して、ダイバーシティ、多様性を尊重することだって勘違いしちゃってるかもしれないんですけど、本当にもし川端さんがダイバーシティを大切にしているのであれば、この男性のみが参加した青年局みたいな男だらけの政治を変えようと動いてるはずじゃないでしょうかね」
大竹「はい。しかもこれあれだよね。11月の18日、東京地検特捜部が安部派などの事務方の任意事情聴取を進めていると報じられた日というふうに書いてありますね」
砂鉄「ヤバ!?って誰も思ってないところがすさまじい話ですよね」
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