人はなぜ「期間限定」に魅力を感じる!?
3月6日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)、特集コーナーのテーマは「限定商品」。春になると「期間限定・桜味」の商品が多数発売されるように、「○○限定」といった言葉は宣伝に使われやすい。人はなぜ「期間限定」に魅力を感じるのだろうか。
永井玲衣「季節ごとに出てくるものって、基本的に自然を取り入れていますよね。春なら桜、秋は紅葉、冬は雪、というふうに、日本人の美意識を反映している」
石戸諭「季節的なものを取り入れる、季節感を大事にする。ともすれば『すごくガチャガチャしている』という話でもある。コンビニの商品を見てもガチャガチャしていると思うけど(笑)、カラフルなのよ。カラフルだ、と捉え直していくと、それはそれでおもしろい」
西川あやの「スターバックスは定期的に季節限定商品を発売しているじゃないですか。秋なら芋、栗、カボチャ……。あとマクドナルドも春はてりたま、秋は月見、冬はグラコロが定番というか風物詩になっている。その宣伝のポスターを見ると、確かにすごく色が使われています。月見は夜空にお月さまの絵なんですけど、てりたまは桜バーガーというわけじゃないのに、桜がすごくあしらわれている。そういったものに惹かれやすいんでしょうね」
石戸「俳句にも季語があるじゃん」
永井「あ~、春になった、ということで、春を意識させてくれるような、楽しめるようなものに手を伸ばしたくなる。だから限定商品って私たちは弱いというか、近づきたい」
西川「『桜味』は春限定、期間限定ということじゃないですか。期間の問題もあるでしょうね。いましか買えない、みたいな。春が始まると焦りません? 急がないと夏が来ちゃう、みたいな」
永井「いまのうちに春を楽しみたい、と」
石戸「夏のときもみんな同じこと言うんだよ(笑)。もう終わっちゃうな、とか」
西川「それだから四季が好きなんですよ」
永井「変わるから」
石戸「移ろうからね、っていう。それはあると思う。ソメイヨシノなんて明治期に輸入されたものだから、歴史的にそこまで伝統があるわけでもない。大量に植えられたから咲いているだけで。言ってみれば花見をこの時季に、というのも100年ぐらいの、つくられた伝統といえばそうなんだけど、それはみんな受け入れているし」
「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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