歌手・さくまひろこがラジオDJとして、南の島パラオで出会った日本語の数々
2月8日(木)の「くにまる食堂」(文化放送)に、シンガーソングライターのさくまひろこさんがご来店!最初のコーナー「今日のA定食」では、全国66局のコミュニティFMと、パラオ・メキシコでも放送されているラジオ番組「ひろこの音部屋」のパーソナリティ・さくまひろこさんに、主にパラオについて様々なお話を聞いた。
野村邦丸アナ「凄いですね、『ひろこの音部屋』。全国66局ネットは何となくわかるんですよ。パラオ、メキシコにもネットしているという……。これがよくわかんないんですよね」
さくま「そうですよね、『なんでパラオ?』ってよく聞かれますね(笑)」
邦丸「そもそもシンガーソングライターのさくまさんがラジオを始めたきっかけは?」
さくま「最初『ラジオ番組をやってみないか?』と言われて、FM熱海1局でスタートしました。『しゃべれるのかなあ?』と思いながら始めたんですけど、いざ始めたらトークも、原稿作成も録音も編集も配信もどんどん楽しくなってしまったんですね(笑)。それで、もっと広げたいという意識が強くなって、自分でPRして拡大してきました」
邦丸「で、わからないのがパラオとメキシコですわ」
さくま「そうですねえ、全国に広がったところで海外にも広げたいという想いが私の中にフツフツとわいてきまして、PRをしようと思ったんですね。その時に、日本語で話しているので、聴いてもらえるところが限られるかなぁと。で、かつて日本領だったパラオには今でも日本語がたくさん存在しているので、『これは聴いてもらえるかも知れない』と」
邦丸「それまで、パラオに行ったことは?」
さくま「無かったんです。で、在パラオ日本大使館につないでいただきました。パラオには先月初めて行ったんですが、その時は資料をお送りしてPRして」
邦丸「大使館の大使さんとかスタッフが、『面白いんじゃないの?』と乗ってくれたわけだ。で、初めてパラオに行ったのが、先月!?」
さくま「番組が放送されてから4年になるんですけど、今年2024年が日本・パラオ外交樹立30周年の年で、その開幕式に歌って欲しいとお声がけいただいて、3公演、やってきました。パラオでは国営放送の『エコパラダイスFM』で流れていまして」
邦丸「ステージにはパラオのリスナーの方もいらっしゃったんですか?」
さくま「そうですね、うかがったことでメッセージが増えているといいますか、歴史的な日本とのつながりとか、奥深いメッセージも届くようになりました」
邦丸「パラオといえば、ハワイや沖縄などのオシャレなビーチリゾートという感じでも無いんですね?」
さくま「そうですね、手つかずの自然がたくさん残っていて、日本に帰りたくないぐらい海も綺麗だったんですけども、面白いのは「大丈夫」とか「めんどうくさい」とかがそのまま通じます」
邦丸「それは太平洋戦争時代に、当時の日本軍が占領していた島の方たちとのやり取りの中で、そういう言葉が定着していったという?」
さくま「そうですね、『日本語由来のパラオ語辞典』というのが存在するんですけども、そこに物凄い沢山のワードが入っていまして、日本語ベラベラ喋って通じるわけではないんですけど、言葉としていっぱい残ってるんです」
邦丸「なんかパラオの言葉なのかな?『ツカレナオス』という曲を作られてますよね?」
さくま「はい、意味はわかりますか? クイズを出したいです(笑)」
邦丸「『ツカレナオス』だから、疲れている時に、疲れが吹っ飛ぶような中ナマが出てきて」
さくま「正解です!!」
邦丸「えっ!? ウソ!」
さくま「本当に、ご存知なかったんですか? 凄いですね!(笑)『ビールを飲むこと』なんです。びっくりしました! 一緒にパラオに行くしかないですね!(笑)」
邦丸「ガハハハハハ! すぐ酒につながっちゃうんだ、俺の場合は」
この後はさくまさんの曲『ツカレナオス』を聴きながら、さらにパラオのエピソードを。そして「こだわり定食」のコーナーでは、さくまさんの番組が流れるもう1つの国「メキシコ」についてもお話を伺った。気になる方は、radikoのタイムフリーでご確認ください。
「くにまる食堂」は平日朝11~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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