心身を崩して休職したけれど…働いていない罪悪感が…。中元「頑張りすぎちゃった自分に必要な休みなんだって割り切って」

今回の相談は、ボイスメッセージでの相談となった。「私は社会人2年目の24歳です。私の悩みは思考が止まってしまい、前向きに生活を送れないことです。社会人になってから社内の人間関係やプレッシャーに耐え切れず、呼吸が苦しくなったり、突然涙が溢れたり、そんな不安定な状態で生活を送ってきました。最近は段々と仕事にも慣れてきて、少しは楽に生活ができるようになったのですが、突然涙が溢れたりぼーっとしたり、頭が動かない感覚があり、困っています。前ほど不安な感覚はないのですが、ずっとなまけているような、いつか死んじゃうからどうでもいいやとやる気がみなぎりません。病院を受診し、休職をすすめられましたが、会社の制度や上司との関係によりすぐに休むことができなくなってしまいました。こういった状態の時どうやったら前向きに気持ちを動かすことができますか？中元さんならどのように行動されるかアドバイスをいただけますと幸いです」というもの。

この相談者、メールを送った後に2024年の1月から一ヶ月間の休職が決まり、今は休んでいる最中だという。中元は相談者に話を聴きつつ、次のようにアドバイスを送った。

中元「休職期間中、心穏やかに休めている感覚ってありますか？」

相談者「そうですね。日によって穏やかな日と、自分だけ仕事をしてないという少し罪悪感が生まれる日とまちまちなんですが、少し前よりはゆっくりと過ごしています」

中元「そうでしたか。メールを読んでいて、ああ何かまだ、休めてないんだ…と心配していたんですが、自分の心と体をゆっくり休める時間は今確保できているんですね。とりあえず一ヶ月休んでみてその続きは様子を見ようかっていう感じですか？」

相談者「そうですね。いったんお仕事に戻ってみて、働き方であったり、自分の状態から今後の仕事の仕方を決めていこうというふうにを進めてます」

中元「最近考えていることが、ネガティブなことであったり、暗い考え事が結構メールからはよく伝わってくるんですけれど、学生時代もこういった心配なこととか、不安な感覚って強かったのか、それともやはり社会人になってからですかね」

相談者「そうですね。学生の頃はすごく何でもポジティブにできる性格で、周りからもすごい積極的だねって言われていたので。社会人になってたら急に暗くなりがちになりました」

中元「そうでしたか。そうなるとご自身でも、自分の変化に最初戸惑いとかありませんでしたか？あれ？なんか今までの自分じゃないみたいだなっていうような。何かメールの冒頭で書いてくださっていた、思考が止まってしまって、前向きに生活を送れないっていう点は最近はどうですか？少しずつ改善しているのか、それとも今も変わらずこの状態でしょうか」

相談者「前に比べると徐々に前向きに考えられることも徐々に増えてはきてます」

中元「そうなんですね。お話を聞いていると実際に少しずつ動いてみること。たとえばお仕事にちょっとずつ復帰してみて、自分動けてるなとかって確認ができると。罪悪感とか減ってくるのかなっていうふうに想像したり。あとは前と比べて、休む時間が取れたっていうことも1つ大きいんでしょうかね」

相談者「そうですね。前は常に何かをしていなきゃいけないとか考えていて、休みの日は自宅で勉強したり頑張ろうっていうのがすごく多かったなとは思ってます」

中元「そうなんですね。休日も実質何かお仕事のことを考えているような。復職後は何かオフの日はオフらしくといいますか、自分を大切にするプライベートの時間を確保しようかなっていうふうに最近はお考えですかね」

相談者「休みをしっかり取りながら自分のペースで過ごせていければなと思っています」

中元「なるほど。そうでしたか。加えて、私が今お話ししながら思ったことですけれど、お仕事を休んでいる罪悪感は拭えない日もあるなってお話でしたが、これまで頑張って適応しようとしたりとか、もっとついていかなきゃって必要以上にエネルギーを使ってしまって、なかなか枯渇してしまって、疲れたなという状態だと思うので、自分だけ頑張ってないみたいだなっていうことよりも、この2年間ちょっと頑張りすぎちゃって、だから自分にこれは必要な休みなんだって割り切ってといいますか、今はしっかりエネルギーを貯めて、また戻ってきたら皆さんの力になれるように頑張るぞっていうような気持ちでいられると、休職期間中も罪悪感がさらに減っていくんじゃないかなというふうに思いました」

『中元日芽香の「な」』は毎週月曜日午前7時に、Podcastにて更新中。
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